防衛省の内部の考えをそんたくすると
機体とエンジン開発の同時スタートをかなり嫌っている
これは軍ヲタどころか自称軍事評論家すら理解してない人が多い
これが理解できないとXF9-1の存在が全く意味不明の解釈になる
あんな大推力エンジンを単なる実験目的だけでは開発したりしない
選定への考察も頓珍漢な解釈をすることになる
XF9-1の開発が将来戦闘機開発の中で突出して進んでいるのは
防衛省は戦闘機開発はエンジン開発は機体開発よりかなり先行すべきという考え方からきている
それでもコアエンジンが完成した昨年秋段階では
XF9-1が順調な場合、納品が遅延した場合、開発が失敗の場合の三パターンを考える必要があった

開発延期論は主にエンジン納品が遅延した場合の措置の検討だろう
同時に開発遅延の場合は穴埋めとしてF-35の追加措置も必要になる
開発延期・F-35追加説はそこら辺から出てきたのだろう
F-15の導入が1年延期になったのでF-4EJが追加生産したのと同じ措置だ

既存機ベース開発案は基本的にはエンジン開発失敗が濃厚の場合の案だろう
エンジン開発が完全に頓挫した場合でもF-2の更新は必要であり
その時代に合った戦闘機の配備が必要なのは変わらないから
今回のF-Xで異例なのは正式候補機がいまだに発表がないこと
一部マスコミで書かれたF-22有力説はマスコミの憶測でしかない
何と何が比較検討されてるのか全く全く正式発表がない
外国機ないし外国機ベースの開発が本命なら
ここまで候補機を発表しないのは考えにくい
XF9-1の進捗具合をみながら選定を進めてると見ると辻褄が合う
XF9-1の納品をもってF-22改造案をいよいよふるい落としにかかったのだろう
これも正式な候補機として認定してないのは政治問題化を避けたいからだろう
FSX時のように外国機を正式候補機とぶち上げると
変に政治的な動きをしてくる海外メーカーも出ないとは限らないからだ