瀬戸内海沿岸に散在する部落について、
「瀬戸内海ですと、

村上水軍ですとか、

塩飽水軍などの名前を聞くはずですが、村上水軍の一番の支配者の人は
部落ではないのですが、水軍のかなりの部分は、現在でも被差別部落民です」
(『江戸の非人 部落史研究の課題』本田豊、三一書房、1992)、
「海岸や沖合警備の名目で瀬戸内の島々に政策的に配備された部落は、
豊臣秀吉によって壊滅させられた村上水軍の系統を引くものではないか―

そのように私は考えるのだ

」(『日本民衆文化の原郷』沖浦和光、解放出版社、1984)との考察がある。

「山陰筋・中国筋では、尼子落武者伝説は、いろんなところで被差別民衆の歴史と
深く関わっています。たいていの部落で、その伝承が語られています。しかし
荒唐無稽な口碑としてばっさり切り捨てるわけにはいかないんですね。
広島藩の革田頭も、自分たちの先祖は尼子の落武者であるという由来書を残しています」。

>>162 ただしくは、↑だろ?