軍研に記名記事が載ってるのにソレに評論かますスレ住人がいない時点で、モンタニ師の凋落も決定的だなぁ。


「軍事研究 2019年 5月号」から、モンタニ師記名記事「艦齢50年!?「こんごう」長命の秘密」について。
最初に宣言しよう、「 読 む 価 値 無 し ! 」!
ココまで「なるほど」と言えそうな要素が皆無の記事、同じモンタニ師でもなかなか無いぞ!?
もう立ち上がりでダメ、「艦齢50年!?」って、いくら何でも50年は無理がある、コレはルール的に。
そもそも、文中p.43「> 通例の35年」という時点で全くの失格であり、艦艇の基準運用年数については、旧技本→現装備庁と海幕が
協議の上で大臣承認を得る「船舶設計基準」で明確に設定されており、ソコに35年なんて数字があったことは無い。
この船舶設計基準はちょっと前に改定されて、旧来は「護衛艦30年、鉄製補助艦24年」だったモノが「護衛艦40年、鉄製補助艦40年」になってる。

はつゆき型護衛艦 - Wikipedia
 ttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AF%E3%81%A4%E3%82%86%E3%81%8D%E5%9E%8B%E8%AD%B7%E8%A1%9B%E8%89%A6

さがみ (補給艦) - Wikipedia
 ttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%95%E3%81%8C%E3%81%BF_(%E8%A3%9C%E7%B5%A6%E8%89%A6)

とわだ型補給艦 - Wikipedia
 ttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A8%E3%82%8F%E3%81%A0%E5%9E%8B%E8%A3%9C%E7%B5%A6%E8%89%A6

次に、p.44「艦載システムは更新されている」はアテにならない。
特にリスクが高いのは主力レーダーのSPY-1、既に昨年度28DDG用機材をもって新規製造の生産ラインは閉鎖されており、しかも部品供給は圧倒的に米国内を優先される。
つまり、仮に性能寿命の方がまだ残っているとしても、今後10年を目処に米海軍にSPY-6搭載艦が増えてSPY-1搭載艦が老朽化する中で、急速に機器寿命が減るリスクがある。
そのリスクを勘案すると、「こんごう」型を50年使うどころか船舶設計基準に則った40年ですらそこそこリスキー、むしろ少し早めに世代交代すべきかも知れない。