> 連合艦隊の方針自体が観測、射撃可能な最大距離から砲戦始めて機を見て決戦距離で砲戦

ところで大和型戦艦のアウトレンジ戦法だが、当時の大和は最高の軍事機密なので部外者は知り得ない。
砲術の権威の黛治夫氏も知らない。しかも重要資料は終戦直後に焼却処分されている。

よって大和に関係者した人々に聞くしかない。

「アメリカの渡洋艦隊を撃滅する基本方針から、18in砲搭載艦2隻の新造で十分だと判断」
 海軍艦政本部での協議 1934年10月 軍令部参謀・松田千秋中佐談 ”戦艦武蔵建造記録”牧野茂著より
つまり制空権下、大和・武蔵のアウトレンジ戦法によりアメリカ戦艦群を次々と撃破して行く計画。強力すぎるので二隻で良い。

実際の砲撃精度に関しては、元武蔵艦長・古村啓蔵少将や元連合艦隊参謀兼副官・土肥一夫氏や
演習時の標的監視員の第四監視艇隊勤務・田邉一人氏の証言などがネット上にある。

これら証言を読むと大和は距離四万メートルで敵艦を楽々捕捉して容易に撃滅できる凄い戦艦ということが分かる