富野の最新インタビューなんだけど
Gレコとか新作とかいいから
1stガンダムのリメイク監修しろ

御大・富野由悠季が“脱ガンダム”にこだわる理由「作り手は安心したら最後」
2018年8月18日 08時40分(最終更新 8月18日 09時34分)
https://mainichi.jp/articles/20180818/orc/00m/200/010000c
――富野監督は現在、全5本からなる『G-レコ』の制作をされていると聞いています。
現段階で、進捗について言及できる部分はありますか?
【富野由悠季】物理的な部分でいえば、映画3作目の作画には入ってます。
――現在『G-レコ』劇場版を鋭意制作中というお話をしていただきましたが、
そんな中、監督には次回作の構想なども既にあるのでしょうか?
【富野由悠季】『G-レコ』はもうコンテが1年前に終わりましたから、あとは基本的に現場をフォローするだけです。
まだ構想段階ですが、実をいうとこの1年は新作の脚本を書いていて、今は二回目の書き直しに入っています。
――手書きアニメの新作は、一体どんな内容になるのでしょうか。
【富野由悠季】この前、WOWOWで放送されたメトロポリタン・オペラを観て気づいたんです。
「あ、巨大ロボットアニメという枠って、オペラなんだよね」と。どうしてオペラという言い方をしてるかというと、
オペラは大舞台で、音楽も役者も使っています。そして、巨大ロボットものという大枠のなかで、
ロボットが出てくると“戦闘シーン”があります。最近、映画『逆襲のシャア』(松竹系・1988年公開)を
振り返る機会があったんですが、あの作品は戦闘シーンが多すぎるんです。だけど、戦闘シーンはなくちゃいけない。
じゃあ、ロボットものの戦闘シーンはなんなんだろうと考えた時、いわゆるオペラでいう“歌うセリフ”のブロックなのだ、
ということに気づきました。
――今のお話を伺って、新作のシナリオはとてもシンプルなものなのかな? とイメージしました。
【富野由悠季】ところが、シンプルにはならない。だって、歌を歌うシーンが多いんだよ(笑)。
――富野監督が作る“オペラ”は非常に興味があります。
【富野由悠季】そういうことから、なんとかスピルバーグに勝ちたいなぁと思っています(笑)。