国家エゴを抑え込んでのNATO共通化の意義は当然評価するにしても、そこでどんな弾を使う事にしたのかは問題が別でしょう。
戦前に.276を(米独自で)採用してれば、それがそのまま全く異議なしでNATO規格になった訳で。狙撃銃と軽機は30-06をそのまま使えば何の問題もないし。
小銃弾のNATO規格制定時でも、EM-2(.280ブリティッシュ)やFAL(.208BR/7.92*33、他にも対応可)やセトメ(他にないので7.92*33)やら、
米国が音頭取れば全自動射撃向き弱装弾を採用する用意はどこでもあったのを、わざわざ7.62*51にしちまったケツはどこにも持って行きようがない。
モザンビーク国旗を掲げる気はないけど、50年に渡る冷戦最前線で資本主義側の弾の選定のしくじりは響いてますよ、かなり。