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■最も空売り比率の高い会社

 S3によると、テスラの浮動株の25%超、112億ドル相当の株式が株価の下落に賭ける
投資家に貸し出されており、米国市場で最も空売り比率の高い会社となっている。

 一部の空売り筋は持ち高を増やしており、1株当たり420ドルでの株式非公開化というマスク氏の
大胆な計画に対して懐疑的なままであることを示していると、S3は指摘している。

 マスク氏は必要な資金を「確保」したとしているが、この10日間、それを疑う見方が強まる一方となり、
同氏とテスラは株主訴訟の標的にされ、米証券取引委員会(SEC)も調査に動き出した。

 「テスラが約束を果たし、良い会社として優れた車をつくり続ける限り、空売り筋が騒いでも雑音でしかない。
だがテスラがつまずき、約束を果たせずに品質を落とせば、空売りが報われることになる」と、
株式アナリストからハイテク投資家に転身したジーン・マンスター氏は言う。同氏自身はテスラ株を保有していない。

 16日の米ニューヨーク・タイムズ紙のインタビューで、マスク氏は疲れ切っていると語った。
テスラの取締役会は、マスク氏の経営業務の一部を担う補佐役の起用を検討している。

 マスク氏は仕事に明け暮れる生活を嘆きながらも、空売り筋にまた矛先を向けることを忘れなかった。
「連中はバカなやつらではないが、超賢いわけでもない。まあまあの生意気な連中だ」

By Shannon Bond & Robin Wigglesworth
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イーロン仮面が強気になればなるほど、空売りが儲かるというマンガのような展開。
最後に笑うのは誰になるのか・・・