>>777
>弾道頂点の高度を大気圏内に抑えるようなコースで飛ばして、

それって難しいんだよね

Hロケット誘導方式の変遷
http://www.mss.co.jp/technology/report/pdf/20-01.pdf
>一般に中大型のロケットでは、大気の濃い高度80km程度までの飛行領域においては、大きな空気力が作用する。
>このため、この飛行領域では、速度の小さいリフトオフ直後を除き、ロケットの機軸方向は、空気力が小さくなるように飛行前に定められる。

つまり大気圏内に弾道頂点をもつディプレスト軌道でロケットを打ち上げるには
発射直後に猛烈なターンを正確にこなししつつ、あり得んほどの空気抵抗・空力加熱に耐えて加速し続けなければいけない
射程200km程度のSRBM(長距離ロケット砲)なみの速度ならそれが出来るかもしれないけど普通はできない

だからHTV2や滑空弾は、取り敢えず穏やかな軌道を描きながら大気圏外(高度80km以上)まで飛び、加速しきった時点で滑空弾頭が分離され、低高度(高度約80km)まで降下し滑空するイラストになってるんだと思うよ

http://2.bp.blogspot.com/-WyPNse89NbE/Tkme1bX5PFI/AAAAAAAABIc/TjWNq6sG8K4/s1600/HTV2.jpg
http://himajin.cocolog-enshu.com/photos/uncategorized/2017/09/28/photo.png