最近ようやく失敗の本質を読み終えたけど
まるで予言書のように思えたのはやはり巻末に書いてあった通り
いかに戦争に負けたからといって全ての構成員が死に絶えたわけではなく復員した人間が社会の一員としてかつて軍で学んだことを活かした結果なんだろうなあ

それにしても印象深いのが
「日本軍が特定のパラダイムに固執し、環境変化への適応能力を失った点は、「革新的」といわれる一部政党や報道機関にそのまま継承されているようである。
すべての事象を特定の信奉するパラダイムのみで一元的に解釈し、そのパラダイムで説明できない現象をすべて捨象する頑なさは、まさに適応しすぎて特殊化した日本軍を見ているようですらある。」
単行本じゃなくて文庫本の方読んだんだけど
1991年(1984年)の時点でこうした分析があったのが凄い興味深い