J-15艦上戦闘機の先任パイロット盧朝輝大佐は、次のように話している。
「夜間着陸を可能にするため、多くの困難を乗り越えなければならなかった」「最初は空母の甲板にどのように照明を配置し、どれくらいの明るさにするべきかもわからなかった」

空母遼寧が就役したのは2012年9月、中国のパイロットが始めて空母への着艦を行ったのは、2012年11月のことだった。

中国2隻目(国産1隻目)の空母は、来年には就役すると見込まれている。
中国海軍は空母艦上機のパイロットを緊急に必要としている。

チャイナデイリーによれば、中国海軍パイロットの裴英杰少佐が次のように言ったという。
「晴れた日、空を飛ぶ。悪天候の日も空を飛ぶ。
昼も夜も訓練していて、ほとんど家族のことを顧みる時間がない」「これもすべて、経験と能力で、我々と潜在的な敵との間に違いがあることがはっきりとわかっているからだ。
訓練するしかない。1分も無駄にできない」。

2018年8月に公開されたアメリカ国防総省による『中国の軍事力に関する年次報告書』では、「遼寧はアメリカの空母より大幅に劣る。
しかし、空母・遼寧は海上の部隊に航空機による上空援護を提供し、パイロット、甲板乗務員、戦術を向上するのに使用されている」となっていた。

■筆者プロフィール:洲良はるき
大阪在住のアマチュア軍事研究家。ブログやツイッターで英語・中国語の軍事関係の報道や論文・レポートなどの紹介と解説をしている。

http://www.recordchina.co.jp/b650052-s175-c30.html

中国空母のCATOBARは、どうやら物になったみたいね(残念だけど)