ノーベル文学賞 日本人2人同時授賞の可能性を検討 1965年

>アジアに文学賞を贈ろうとしていた
中略
>ノーベル文学賞の受賞者は、賞が始まった1901年以降、長い間、西洋の作家に偏っていました。
>特にヨーロッパの作家が多く、アメリカの小説家が初めて受賞したのも、賞の誕生からおよそ30年がたってからのことでした。

>スウェーデンの大手新聞社などで長年執筆を続け、ノーベル文学賞の選考の歴史に詳しい文芸ジャーナリストのカイ・シューラーさんは、
>「当時のアカデミーは、文学賞を授与する対象があまりに狭すぎるという批判にさらされていた。
>科学分野の賞は世界中の人が受賞していたが、文学賞はその点が欠けていた。
>ほかの言語や文化領域にも広げないと、ノーベル文学賞がどんどん狭まってしまう。それは大きな問題だった」と、
>当時のアカデミーが抱えていた問題意識を指摘しています。

>この時期の選考の議事録を見ると、三島由紀夫が高く評価された1963年には「新しく重要な言語領域にノーベル賞を広げることを強く望んでいる」
>という意見が記されているほか、川端康成が最終候補となった1966年にも、「日本に賞を授与することは、賞の地理的拡大を意味し、
>その観点からも魅力を感じる」と述べていて、当時のアカデミーにとっては、
>日本という“新しい国”に賞を贈ること自体が大きな意味を持っていたことがうかがえます。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181003/k10011657151000.html?utm_int=news_contents_news-main_001

見かたによっては・・・