戦後の情報公開期限が終わりその情報や写真が調査されて分かって来たのは
ドイツ軍に冬服が足りなかったのは事実で数多くの補給の要請があり被害もあった
さすがに文学的表現のような夏服で戦ってはいない
かなりソ連軍の鹵獲品を使っていた
冬季装備はあったし、優良装備部隊はソ連軍と同等の装備だった

で更に研究が進んでわかったのが
1941〜42年の支給品は優良部隊向けの見た目はソ連軍と同じよう装備や一般冬季装備を
当時の記録から再現して、バルバロッサ作戦時の気候を再現した冷凍庫でテストしたら
見た目は似ていても服が凍りついて通用しないのが分かった

ソ連軍との違いは何層も重ねて外気を遮断する事が考慮されてなかった点
典型が靴で長靴の中に厚手の靴下が履けない
これらの研究から見つかった面白い事実が厳冬期に夏服で戦ったという話

聴き取り調査も合わせると冬季装備では足りず夏服の上に冬服を重ね着して補うのが
一般的にあってこの辺りがネジ曲がって後代に伝わったのかも知れない

さすがに43年からは現地に即したソ連軍と同等レベルのものが支給されるようになった