1973年版の「世界の傑作機 五式戦闘機」を入手。
貴重な、第五戦隊長馬場保英氏の感想が載っている。
離陸時の出足は良好で、滑走距離500m弱で「ファッ」と離陸。
「ちょっと操縦桿を押さえ気味にしても登る登る。
飛行場の突端上空では何と80mくらいの高度になり、
今までの飛行機では考えられないような上昇力だ。」
この後、3分ほどで高度3000mに達したそうです。
ここで最高速度を試すと、速度計の針がぐんぐん回り、すぐに500k/mまで到達。
急上昇と急降下も容易。急旋回を繰り返して、
「これが本当の戦闘機だと叫びたくなるような操縦性能に、心から安心した。」
と絶賛しつつも、低速時の急旋回はキリモミに入りやすい事を指摘しています。
89年版でこの記事が無くなってしまったのは勿体ないです。