例えば、軍用飛行場を潰すなら弾道ミサイルと巡航ミサイルは2〜3発あれば十分。

戦闘機は正面戦力だけで自己完結していないので、補給基地、備蓄展開、受領、備蓄保管、備蓄支給、備蓄配給等の後方支援兵科の損耗によって、その戦闘力を喪失してしまう。

F-35は1ソーティの出撃で20〜30tの兵站物質を消費する。さらに戦術戦闘機の作戦基盤は、滑走路の進入灯及び誘導灯、レーダー、通信、管制施設の電力消費量が膨大で、
軍用に自己完結された発電機の稼働に膨大な燃料を消費する。

当然、有事になれば高強度の警戒体制で一個飛行隊が複数ソーティの哨戒飛行を反復することになるので、
戦術機一個飛行隊を運用するだけでも1日の兵站所要量は1500〜2000tの膨大な補給が必要になる。

さて、軍用飛行場の燃料集積庫、武器弾薬庫にはこの膨大な量の補給物質がストックされている訳だが、
これらは僅か2〜3発程度のミサイルで壊滅し、配備された戦術機は1つ残らず使い物にならなくなる