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AWのファスナレス機体記事の抄訳

日本の技術陣はファスナーの接着剤への置き換えを研究しながら、複合材を戦闘機の外殻だけでなく基礎構造にも適用しようとしている。
現在強度試験中にある日本の将来戦闘機の技術獲得用のフルスケール中央胴体モデルが、この構造だ。
この試験体は、複合材製外殻が、それ同士も接着剤で接合された複合材製のフレームと桁に接着されたモジュール群から形成されている。
評価は完了していないが、これまでのところ大きな問題は見られないと三菱重工と共同研究を行う防衛省ATLAのある担当官は言う。
試験は2019年3月31に終了するが、その担当官によると、この技術の難易度は高く、さらに時間を要するかもしれない。
日本の技術陣の分析によると、複合材基礎構造の全般的な採用を妨げてきた主要因は、穿孔時のミスを許さない素材の特性にあり、
それがコストを押し上げるという。しかし、この問題は代わりに接着剤を使えばほぼ解決する。穿孔作業がほとんど必要なくなるためだ。
この中央胴体モデルはATLAが準備中の戦闘機のコンセプトデザインのひとつのために作られた。2030年代に就役する大型の戦闘機だ。
日本政府は、国際共同開発も含め、国産の代替案を模索している。しかし、共同開発だとしても、単独開発を見越して蓄積されたこの
ノウハウは利用されるかもしれない。