>>632
>ETB機能付きのATが必要な場合は日本ではT-4が担当している課程の後の課程を担当可能なATにETBをつけた機材を当てることになる


林元空将はEBTの説明の中でランド研究所の「戦闘機に近い機動性を持つ機体が必要」というレポート紹介した上で、
EBTに優れたT100が飛行性能上の最低要求を満たさないという理由で(記事掲載の時点で未決定の)米TXから排除される可能性を指摘している(実際、T100はその理由で脱落)

米TXの事例ではあるが、EBTに優れたT4と同レベルの飛行性能の機体が飛行性能を理由に排除された事実は重く受け止めるべき


林富士夫元空将「軍事研究 2017年5月号 次世代のための米高等練習機『T‐X』」

「ランド研究所のレポート『将来の戦いの練習機に対する要求に与える影響を考える』は、
「飛行教育課程を修了し、F‐15及びF‐16部隊に行く学生は、それぞれの複座型を使って高機動性航空機で最も危険なGLOC(Gの急激な立ち上がりによる失神状態)を教官同乗で教育できるが、
F‐22やF‐35には複座型がないため、経験の浅い学生パイロットを最初からソロで高機動飛行させる危険性が懸念される」
と指摘している。そこで学生をIFFからF‐22やF‐35に円滑に移行させるため、戦闘機に近い機動性を持つ練習機またはF‐16複座型を維持することが不可欠となる。」

「既存機で費用対効果が高く、リスクが少ない、そして何よりもT‐Xの心臓部とも言えるEBT能力に優れたT‐100が総合的に見て最も賢明な選択である。だが、同機が飛行性能上の最低要求を満足しないという理由で排除されれば、この評価は成立しない。」