日本国領空を侵犯しそうな国籍不明機に向けて、空自は"スクランブル発進"といって、
所属する戦闘機にミサイルと機関砲で武装させ、緊急発進させる。60年前に設計され、
空自導入47年目の老齢機F‐4戦闘機も百里から飛び立つ。

戦闘301、302飛行隊、偵察501飛行隊。計三個飛行隊が現役で活動するのは、世
界中で百里基地だけだ。戦国時代ならば、爺の騎馬武者2隊、物見の爺忍者一隊
――空飛ぶ老人ホーム実働隊が活躍するのが百里基地というわけだ。

この複座・二人乗り戦闘機のF‐4は、1960年代に開発された第三世代機と呼ばれる。
それを操る302飛行隊のパイロットは、今、次々と三沢基地に移動して、
最新の第五世代戦闘機と呼ばれるステルス戦闘機F‐35Aに乗り換える。

一気に1960年代から、21世紀に空間移動するのだ。


全機退役まであと2年。「空飛ぶお爺ちゃん」複座戦闘機・F‐4ファントムの知られざる世界
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181127-01076360-playboyz-soci