Il-2の装甲厚の数値がありえないレベル?ご冗談を、パイロットの背後の防弾板等、厚さその物はごく標準的
何が撃たれ強さの原因かと言うと、普通の飛行機はアルミ合金や木製、羽布貼りの機体の要所(大半はパイロットの背後だけ)に
防弾板を取り付けていたのに対し、Il-2は胴体前半の外板その物が、プレス加工で曲げて作られ溶接組みされた装甲板だったという事
外板の厚みは一桁ミリメートルに過ぎないが、通常敵戦闘機は背後から攻撃をかけ、IL-2は回避運動をとらず真っ直ぐ飛び続けるため、
機銃弾は極めて浅い角度で胴体表面に当たり、跳弾してしまう事があり、それが「20mmを弾き返した」という話になる
なお元フィンランド軍のBf109G乗りで、珍しく両翼にガンポッドを付けるのを好んだ人の話によると、流石のIl-2でも三門のMG151/20の斉射を喰らえばバラバラになったとの事