立川で、金星51を搭載したキ43III乙が試作されてた、って話を見かけた。
585km/h@6800mらしい。

中島が、昭和20年に数か月のお手軽で、試作までいったキ115の場合だと、
空戦能力を除き、航続距離を短かくすれば、構造も装備も簡単になり、重量は軽く機体は小型で済む。
身を守る手段はスピードだけとし、余力はすべてスピードの向上に充てる。
とのコンセプトの下、主翼面積14.5u、栄21で、620km/h(385mph)が出たとか出ないとか?
50番を抱く攻撃機、この速度って、出たとしても爆装じゃなさそうだが….

海軍側の資料に、恐らく(爆装)280節、っぽい記載がある。当然50番は機体ぶら下げゆえ、
空気抵抗増加になるだろうし、600kmオーバーの高速機になり得る部分だけは理解する。
自重1690kg、正規(爆装)2630kgと軽い仕上がりだしね。
翼面荷重180程度らしく、鐘馗と同レベル。

翼面荷重が過大な上、尾翼面積が小さいため、上昇中や直進中に横滑りをおこし、旋回や降下時も不安定と、全面的に飛行性能が劣悪、
らしいから、
局戦としてキッチリ仕上げるためには、そりゃ尾翼なりフラップあたりは、真っ当な設計必要だろうが。
爆装の代わりに、機銃を搭載する主翼設計が必要になるけれども。