「(敵機を)落とせないが、(敵機から)落とされない」という(後期)キ43の性能を
過剰評価したかしないか、って話なんだろな。

優秀なパイロットの温存策になり得るんだけど、
とはいえ、物量に優る米軍相手に一矢を報いるレベルに到達しない(苦笑)

低速低空の運動性を利して、弾をよけるだけで精一杯、
格闘戦を挑んできた奇特な米軍機だけは餌食にする、という事象なんだろうしね。

100オクタンガソリンの量産に難儀し、水メタだって稼働率維持の観点で問題抱えてた、
当時のビンボー帝国から言えば、
敵機に追いつく優速戦闘機(700-750kmレベル)の開発は、事実上無理に近しいからなぁ…

勿論、研三・キ78のコンセプトを発展させ、空冷1500ps級のエンジンに積替え(キ100っぽい機首になるだろうが)、
着陸速度(170km/h)を更に落とすために、補助揚力装置に手を加え、
650km/h級の一撃離脱・迎撃専門機種を生み出すぐらいは、ビンボー帝国でも実現出来ただろうね。
武装? B-29迎撃専門にするなら、20〜30〜37mmを斜め砲装備するとか、ね。