109以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします2018/11/24(土) 17:35:12.003ID:z24rBNVa0
夜の繁華街を走ってる少女 描写してみて

114以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします2018/11/24(土) 18:05:02.885ID:fF6ED6+z0
>>109
 既に子供は眠る夜の時間。
 通路の両側を煌びやかなネオンサインが照らす歓楽街に、似つかわしくない地味な格好の少女が駆けていた。
 ちんちくりんな身長、背伸びした化粧、あからさまな付け睫毛。
 そして何より醸し出す子供っぽさが、彼女がこの街にとって異物であることを示していた。
「退いて! 退いてください!」
 必死に走る彼女を、周囲が何事かと、迷惑そうに目を向ける。
 だが、それ以上は関心を留めることはない――はずだった。
「待ちやがれクソガキ! ぶっ殺してやる!」
 ――洗練されていない少女の背を、生ごみ塗れのスーツ姿の男が、鬼の形相で追いかける。
 手には、武器代わりといわんばかりに、空のワインボトルが握られていた。
 男は大手ホストクラブのナンバーワンの男であり、日本人離れした美形と色気、持ち前のクールさが売りであるが、今の彼にその雅さを感じさせる要素は微塵もない。
 ずぶ濡れのスーツと頭に乗った目玉焼き、血が登って真っ赤になった顔は、まるで何かの妖怪の様でさえあった。
「私のことはもうお忘れになって! 遊びだったんでしょう!」
「今の状況でよくそんな言葉が出て来たなぁ!?」


なろう作家はスゴイ、俺はいろんな意味で思った。