>>770-771
それは過去に技本が回答してた
内容は多岐にわたるがまとめると

「パッシヴ対潜戦に必要な静粛性確保と航洋性・抗堪性を両立しつつ
ヘリ運用能力含め将来戦に必須の装備を搭載する余地を設けるため」

80年代に想定された戦略状況下でASWはじめ
2000年代に一桁艦隊向けの新DDとして要求されるものをまとめたら、
当時配備スタートしていた第一世代DD(52DD・はつゆき型)比で
基準排水量が2,000t近く拡大すると見込まれた

これで次期DDははるな/しらね型船体サイズの艦となるというコンセンサスができ
第一世代DD比でコスパが見合わない中型フリゲートは却下されることになった

結果、予算制約と技術の進展あわせで排水量を削減した
むらさめ型クラスの整備に移行した経緯があり、特にASW要求が強い間は
静粛性と航洋性確保のバランスがとりにくい中型フリゲート配備を避けていた
この上で予算制約的にDE整備方針が変わって、沿岸防備向けに旧型DD送ることになり
余計に中型フリゲートクラスの配備は避けられることになった

この点から、ある意味DEXがFFMに変わることを許された背景には
「主要な脅威と目された中国潜水艦の能力に当たりがついたため」
沿岸防備・低脅威度の海域で運用されるワークホース向けにまで
旧ソ連原潜に対処するレベルでのASW性能を要求する必要性が低下した
艦の肥大化を伴うソナー・スーツ向けの配慮が下げられたため、
より防空戦等にリソースを割り振れたという側面もあると思う