何をそんなに悲観的になってるのかよく分からんが、哨戒機からの運用はともかく
戦闘機から撃つなら必要十分な射程やで >Lo-Lo-Loで80km

防空艦の多機能レーダ/火器管制レーダの設置高さを20mと仮定すれば、80km離れれば
高度200m以下はレーダ水平線の下になる。高度50m以下で飛べば50kmまで近寄れる
大気状態による電波の屈折で多少前後するぶんマージン見るとしても、高度50mで
飛行すれば敵レーダ水平線の下に隠れたまま射程に十分余裕を持って放てる

問題は敵に上空直援の戦闘機がついている場合。これだと低空飛行でそんなとこまで
近づかせてもらえない。が、そういう場合は上でも述べたように「別の兵器」である
ASM-2で飽和攻撃すべき状況であって、逆にそういう飽和攻撃なら数こそが最重要
ポイントになるので弾代が高くつく超音速弾は不適。要は棲み分けであり、
ASM-3はそれ自身のニッチにおいて必要十分な射程を持っていると言える

そりゃ射程は長いほうがいいってのは間違いないし、スペックが上がれば誇らしくて
気分はいい(パイロットも安心で作戦にも余裕と柔軟性が出る)けど、それでお値段や
技術的ハードルやサイズがふくれ上がって数揃わなかったり開発炎上したり
搭載数減ったりすれば本末転倒なので、目的に対して多少余裕持たせた程度の
「適切な要求性能を設定する見切り」も大切かと