レアアースと言っても様々
>>827の南鳥島周辺に、それがあるとハイブリッド車のモーター用途に便利なジスプロシウムなんかは
殆ど無い

だが南鳥島の海底で面白いのは、そこからスカンジウムが大量に発見されている事だ
スカンジウムは融点が高い以外は殆ど全てアルミニウムと同じ性質を持つ物質
つまり、スカンジウムとマグネシウムから作ったジュラルミンは素晴らしい強度を持ちつつ
耐熱性が遥かに高い
チタンやその合金は圧延すると脆くて割れてしまうのだが、スカンジウムはアルミニウムと同じように圧延できるので
加工費を安くできる
一方で融点は1000℃を軽く超える

つまりスカンジウムが大量に入手できると、Mach3で飛ぶ輸送機や偵察機を今までよりずっと安く作れるという訳だ
Mach2の超音速機では顧客獲得には不足だったゆえコンコルドも廃止されたが、Mach3なら時間を節約したい世界のミリオネアや
一流企業の国際ビジネスマンが乗ってくれ、ペイする時代になるかも知れない