今1916年後半くらいの話で書きたいことは多々ありますが、
いったん話を先に1917年に飛ばします。
ベルダン戦で1年費やしたフランス軍は性懲りもなく、新たな
大攻勢を計画します(銀英伝の同盟の元ネタ、フランス軍だよな)
これがエーヌ会戦、この攻勢でも移動弾幕射撃を使ってというより
これに期待をかけて実行しますが大失敗。
なぜか、弾幕と歩兵の前進が分離したからです。
まずドイツ軍は洞窟陣地に籠って砲撃に耐え(後に日本陸軍がまねします)
仏軍歩兵が来た時あるいは、通過した直後に湧き出て逆襲します。
また砲撃を食らっても一部の特火点は機関銃射撃で仏軍の移動を妨害。
その上、仏軍の移動は足元の悪さから、ぬかるみやら鉄条網の残骸やらで
計画通りにはいきません。こうして弾幕は勝手に前に行き、後はいつも
どおり独軍の砲撃と逆襲となりました。
仏軍はこの失敗で息も絶え絶えしばらくはお休み。
あと戦車も使われましたが、話から外れるのでパス