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>実はソ連軍の軍事理論を高く評価してるんだよなあ。

一部の作戦術論文には、ナポレオン〜モルトケを作戦術のはじめとして認識するようなものがあります。
(70年代頃から出始める)

これが西側的な作戦術理解の端緒で、でも何か違う?でも作戦次元の存在意義はなんとなく判った!
となってる所を、80年代になってアクティブディフェンスの批判からクラウゼヴィッツ派が入り込み、概念整理。
エアランドバトルに流れる過程で作戦術概念の再定義が行われ、その時に、ソ連の作戦術も参考にされたというのが実相ではないかと推測しています。
(実は、この時の再定義が中途半端だったので、2000年代初頭の作戦術不要論の根っこになったのではないかと推測)

なお、ソ連側は、逆に米軍の原則の存在に注目し、「ソ連陸軍の作戦術及び戦術の基本原則」を書いてます。
(この中でソ連側は軽快な運用を是とする米軍ペントミック部隊の理論を高く評価しているのは、実にソ連らしいです)