在日米軍に捜索救助指揮権=自衛隊と緊密な連携可能に
3/7(木) 7:14配信 時事通信
米インド太平洋軍が傘下の在日米軍に対し、自衛隊の捜索救助活動を支援する部隊の指揮統制権を付与したことが5日、米軍筋への取材で分かった。
在日米軍に一定の指揮統制権が与えられたことで、日本周辺で米軍の航空機や艦船が絡む事故が発生した際、
ハワイのインド太平洋軍司令部の指示を待たずに自衛隊との一層迅速かつ緊密な連携が可能になる。

米軍は時事通信の取材に「自衛隊は素晴らしい捜索救助活動能力を持っており、日本やその周辺での捜索救助任務では自衛隊が引き続き主導権を持つ」と説明。
高知県沖で昨年12月、在日米海兵隊のFA18戦闘攻撃機とKC130給油機が墜落した事故で、
「インド太平洋軍と在日米軍は自衛隊の捜索救助活動を支援する米軍部隊の指揮統制で改善すべき点を見いだした」と語った。
在日米軍は部隊の指揮統制権を持っていない。このため、有事だけでなく、事故発生時の部隊運用や捜索救助でも、インド太平洋軍司令部に指示を仰ぐ必要があった。 
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190307-00000020-jij-n_ame