議員報酬低いほど無投票に 月額17万6000円下回ると2倍以上
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20190305/k00/00m/010/302000c

全国の町村議会選挙で、議員報酬が低いほど、無投票当選の発生割合が高くなっている傾向が、全国町村議会議長会の分析で明らかになった。
月額17万6000円を下回ると、無投票だった割合は、選挙になった割合の2倍以上に達した。

 委員会は927町村議会を報酬月額順に10に分類。直近の選挙が無投票だった191議会は報酬が低いほど割合が高く、
「20万円未満」が過半数の59.6%、「17万6000円未満」が35.6%を占めた。一方、選挙になった736議会は報酬が高いほど割合が高く、
「17万6000円未満」は15.7%にとどまった。

 無投票だった議会の平均報酬月額(16年)が約19万5000円なのに対し、選挙になった議会は約21万7000円で、約2万2000円の差があった。
総務省の調査(17年)によると、都道府県議の平均報酬月額は約81万円、政令市を除く市議は約40万6000円。町村議会が際立って低い。