>>568
> グラウラーはないでしょ、P-1とC-2を電子攻撃機にするようだし

P-1やC-2の速度と運動性じゃこれらを電子戦機にしたEP-1やEC-2では敵の戦闘機の脅威がある空域では危なくて使えない
だからEP-1やEC-2は機体規模から来る大電力を活かして強力な送信出力によって戦域から遠く離れた安全な空域から妨害することになるが
電波の強度は距離の2乗で減衰するので、結局、EA-18GやEA-6B, EF-111Aといった戦闘機・攻撃機ベースの電子戦機のように
戦闘機部隊に随伴して戦域あるいはその付近で電子妨害できる機体の様には十分な妨害効果を上げられない惧れが強い

P-1やC-2ベースの電子戦機は空戦や対地・対艦攻撃での敵レーダー・通信の妨害や更にはHARMのようなミサイルでレーダー破壊を目指す積極的な電子戦(電子攻撃)には使い辛いと思う
むしろ、敵の電波使用状況を国際法で許される領空外から査察する電子偵察機つまりELINT機だろう

輸送機や対潜哨戒機ベースの電子攻撃機は(電子戦の非常に初期や戦略爆撃機B-47に随伴する電子攻撃機をそのB-47をベースにした特殊なケースは別にして)
アメリカでも使っていないと思う、ELINT機としてはそういう鈍重な機種をベースにするのは普通にあるけれどね

だから、EP-1やEC-2を日本が自前で作ったとしてもELINT機にしかならず、日本にはEA-18Gグラウラー(あるいはそれ相当の機能を持つのをF-3ベースで開発すること)が必要だ