アメリカ国防省は必ずしもF-16やF/A-18のセールスマンではなかった
アメリカ国防省側は87年春に日本に調査団を派遣して日本側の開発能力は把握していた
その時には複合材主翼やレーダー等がものになっていることも把握している

だから既に技術力はそれなりにあるから開発そのものを反対するのは無駄であり
できるだけ実機での開発機会をできるだけ与えない方が現実的だと考えていた
だからF-16などの既存機ベース案を飲ませるほうが賢明だという考えになっていった
既に日本が獲得している技術に対して干渉したところで無駄だからだ

通商側の方はそうした国防省側の調査内容と思惑が理解できてないから勝手な動きや干渉をしてきた
その結果としてアメリカ国防省が最も肝としていた実機での開発機会を与えないというところを台無ししてまった