>>597
近代国際体制を形付けたウェストファリア体制は30年戦争という宗教戦争に終止符を打つために、主権国家を国際法上の不可侵で対等な最高プレイヤーと位置付けて宗教を各国の枠の中に押さえつけることで成立したのです

よって主権国家においてはその国の国法は宗教の上位にあり、また外国がこれに干渉することは内政干渉として戒められています

ところがウェストファリア体制における近代(主権)国家に疎いイスラム教の国々出身者は欧州でみられる様に往々にしてシャリーア(イスラム法)がその国の国法より優先すると考える者がおり、
「ここのはシャリーア地域。(現地国)法適用外」とか看板を出したりしてよく問題になります


ムスリム側に国法優先を徹底して身に付けてもらうのはイスラム教国を一人前の近代国家させるくらい難事業なのです