>>73
> F/A-XXもPCAとジョイントされたりして

PCAはそれに求められている非常に高い巡航速度と非常に長い戦闘行動半径(どちらも従来の戦闘機の要目を完全に逸脱した値)なので
PCAの機体は必然的にかなり大型にならざるを得ない、例えばB-1を更に高速化しステルス化するぐらいの機体規模とかね
だから艦上機とPCAとを統合するのは到底不可能

そもそもF-35にしても、空軍用のF-35Aと海軍の大型空母用のF-35Cという共にCTOL機の共通比率よりも
CTOLのF-35AとSTOVLの海兵隊用F-35Bとの共通比率のほうがずっと高い、逆に言えばF-35A〜Cで一番の仲間外れは実は海軍用のC型だという事実がある

だから陸上機とCATOBAR空母用の艦載機とを統合するのは開発コストを不必要に高くする効果しかないことが今回も判明したということだ
言い換えれば、F-35でもF-111の時の悪夢の続きを再現してしまったことになる、今回は海軍も拒否できず仕方なくF-35Cの実用化に努めているが熱心でないのは事実だ

ということで今回もF-111Bの時のように空軍型と強引に統合されたせいで艦上テストでトラブル続きのF-35Cに嫌気がさしている海軍が
この次のF/A-XXを空軍の戦闘機と統合開発することは有り得ないだろうね

ましてPCAの実態は戦闘機というよりも長距離侵攻極超音速爆撃機に近いコンセプトの機体となれば技術的にも艦上戦闘機との統合は不可能だ
そんな機体は海軍戦闘機にとって必須のミッションである艦隊防空には向かないからね

イージス艦による手厚い防空網があるとはいえ、海軍にとって空母部隊を守る最強の盾はイージス艦の防空網の外側で敵がASMを放つ前に撃破できる艦上戦闘機の防空戦闘能力だからだ
その艦隊防空に使えない機体を海軍が次期艦上戦闘攻撃機F/A-XXとして採用することは有り得ない