XF5-1エンジンを実用化ないし同クラスのエンジンを開発すると仮定すると
特に中等練習機では双発形体にする合理性がなくなるという問題が出てくる

昔はエンジンの出力が低かったことと信頼性が低かったので双発が支持された
だけど現在では1基のエンジンでも大きな推力を発揮し信頼性が大きく向上した
XF5-1の最大推力は双発機の実用軽戦闘機であるF-5Eの合計推力を上回る

F5クラスのエンジンを双発にしようと提案しても性能・コスト面で合理性がないと判断されるし
安全性で双発だといえば、そんな信頼性が低いエンジンは使うなというやぶ蛇になってしまう
高等練習機としてはともかく中等練習機では突っ込みどころだけが増えていくことになる
とにかくコストパフォーマンスでの評価が最悪になるのは避けられないだろう

どうしても双発形体を選びたいとなるとF5クラスのエンジンは不要であり
せいぜい現在のF3エンジンの推力で低価格で運用経費も安いエンジンを開発ないし調達しないと
T-4後継機を双発にするということは困難になると思われる

単純にF5クラスのエンジンを双発にしてT-4後継機を開発すれば良いという話にはならない