装甲板について興味持たれた方は、以下を参考にされるとよろしいかと。
まずVH開発者の佐々川氏の回顧録
https://www.jstage.jst.go.jp/article/tetsutohagane1955/53/9/53_9_1119/_pdf
米戦略爆撃団の調査報告
https://web.archive.org/web/20120423174233fw_/http://www.fischer-tropsch.org/primary_documents/gvt_reports/USNAVY/USNTMJ%20Reports/USNTMJ-200E-0184-0239%20Report%200-16.pdf
アメリカが日本で押収して持ち帰った装甲板の実弾射撃報告
https://apps.dtic.mil/dtic/tr/fulltext/u2/a955281.pdf

そして書籍では堀川氏の海軍製鋼技術物語、続海軍製鋼技術物語
続の方は米側調査のレポートが公開されたのを受けて堀川氏が解説されているので、
英語の専門用語の翻訳に苦しむより楽に内容を知ることが出来、また比較することで他の文の翻訳にも役立つ。

また米戦略爆撃団の調査報告書の最後には押収装甲板の番号と押収場所、日本側が付けていた番号がある。
実弾射撃試験の装甲板番号はこの押収番号なので、遡って製造時期を知ることが出来る。
たとえば3113のVC 7-1/4インチは亀ヶ首で押収され、日本側番号46711と46712で
2つの炉で溶解された鉄を1つの型に入れて作ったことが判り、溶解時期が1935年1月より前、1934年あたり?と推測ができる。