大和型だけに限らないけど、舷側の魚雷防御縦壁(舷側装甲板)の外側に設けたバルジだけど、薄鋼板で囲っただけのバルジって水雷防御的には
あんまり役に立たなかったんじゃ無いかな
魚雷の場合はバルジの薄い鋼板を突き破ってバルジ内部に深く入り込んで舷側装甲板に当たって炸裂していて、バルジを大きく破壊して、かつ、舷側装甲板
は魚雷の水中爆発の衝撃をモロに食らって、魚雷の貫通は防いでも衝撃で緩んだ装甲板の隙間から漏水を生じさせて集中防御区間内であっても内部の浮力
を大きく損なってる
爆弾の至近弾程度でもバルジの薄い外板が避けたり断片で穴だらけになったりで、それでも少なからず浮力を失ってるし、めくれ上がった外板が抵抗になって
速力が低下したりしている
重量は食ってもバルジ外板をもっと厚くして(例えばDS鋼板で25mm程度を張るとか、その分、舷側装甲を薄くしても良い)、航空魚雷程度なら貫通されずにバルジ
外側で食い止めて起爆させた方が水雷防御としてはバルジ本来の機能を発揮したんじゃなかろうか