>>937
 実際どうなんでしょうね。不発魚雷が薄鋼板貫通して突き刺さる事例は結構あるようですが、
信管が作動して炸裂する魚雷は貫通してから炸裂しているのか、
防御側の目論み通り外板のところで炸裂しているのか。

 当時の防御計画では外板で炸裂するものとして計算式が色々作られていますし、
試験も大抵は炸薬や弾頭部を静止爆発させて検証していますが。

 至近爆弾の話に戻すと、捷号作戦の大和は肋骨75番左舷水線付近に魚雷(或は至近爆弾)による径3mの破孔が空いています。
(「捷号作戦損傷艦船調査」)
 現在の我々はこれが至近爆弾であったことを知っていますが、
当時は損害の状況から魚雷であるか爆弾であるか判断に迷いがあったようですね。