>>956
「北海道の」戦車は確かに優先してきたけど、それ以外の戦車なら昔から後回しだったよ

なにせ北海道がソ連に侵略された場合、アメリカが参戦してくれるかどうかは未知数なところがあったからな
アメリカが日本本州を防衛してくれることは確実だったが、北海道が防衛義務に入るかどうかは明確にされなかったのだ
この不安定な状況は、1951年(旧日米安全保障条約)から恐らくは1981年(1978年版日米ガイドライン)までは継続しており、
そういうわけだから陸自は戦車を北海道に集中配備してきたのだな

そして1990年に入って、当時極東では最強の戦車と謳われた90式戦車が実戦配備につき、これで北海道の防衛は盤石になったかと思いきや、
1991年にソ連が崩壊して「敵」を失い、1993年には北朝鮮が核開発を宣言した上で、ノドン1を日本海に向けて発射
かくして、海自と空自が表舞台に立つようになり、陸自不遇の時代が幕を開ける