変わり種の対戦車兵器としてはパンツァーヴルフミーネという投擲型対戦車兵器をドイツ軍が
使用していましたね。

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普通の手榴弾と違い、取っ手をアンダースローで振り回して放り投げると傘状の安定翼が開き、
敵戦車の上部装甲に命中するとHEAT弾頭が作動して敵戦車の装甲をメタルジェットで貫徹
するという仕組みでした。

無論射程距離と命中精度は投擲手の腕力と技量に左右されるから、無弾頭の模擬弾を使って
徹底的に練習する必要がありましたが、日本軍の刺突地雷やアンパン地雷よりは余程安全かつ
強力な対戦車兵器でした。

帝国陸軍もこれをUボートで技術資料込みで早期にドイツから導入できていれば、史実よりも
歩兵はいくらか分のいい対戦車戦闘をこなせたかも。

ちなみに同様のコンセプトの兵器を後に中東戦争時のエジプト軍が使用し、ある程度の戦績を
挙げたとか。