既存機改造の場合は中期防にベース機を明記するルールがあるのかと言い出す人がいるが
そもそも明記しないと計画を進めることができないから明記する必要がある

FSXを例にとればF-16を改造するのかF/A-18を改造するのかで段取りを話し合う相手が違う国内開発の場合とも全くちがう
国際共同開発にしたってどこの国とどういう戦闘機を共同で開発することを明確に決めないと開発計画を少しも進めることができない

大綱・中期防は防衛力整備の指針なのだから計画が円滑に進むように規定しないといけない
計画を僅かに進めるだけで選択の必要性があることを未定のまま方針決定はあり得ない
僅かにでも既存機改造案選択の可能性がある場合は中期防には検討中と書く以外にない
有利不利の問題ではなく計画を円滑に進めるにはそうしないといけないからだ

「国際協調を視野にいれ日本主導開発」という方針の決定は
海外企業の参加は拒みませんが全て日本の都合で開発計画を進めますよという宣言ということ
日本の都合だけでは出来ない既存機改造案や他国の計画統合による国際共同開発は方針として排除されたということ