>>639
米艦が多層式にしている理由の一つがそれでしょうね。
結局は最終防御板の後ろが空層になるのは液層防御であれ空層防御であれ同じです。
つまり重油移動する際も最終防御板の後ろの空層は重油は注入せず多層の一部に入れるだけ。
既に使用した燃料と置き換えた海水を排水して移動することもありです。

ところが普通の液層防御だと防御板背後には重油移動しないとして
一番外側の空層に移動するしかない。これでは防御力低下を来たします。
この場合でも既に使用して海水に置き換えられた液層を排水して重油と置き換えることは出来るかも知れません。


また液層は80〜90%程度しか搭載せずに液体の衝撃伝播を抑えますが、
重油移動で傾斜復旧する際もそれは守るでしょう。

そもそも2発目の魚雷が近くに当たって同じ防御力を維持することはどんな防御方式でも不可能です。