いずも級2隻では何ができるのか、戸惑う海自幹部の声に耳を傾けるべきだ
https://aviation-space-business.blogspot.com/2019/05/2.html
小型空母二隻の20機程度の戦闘機で「圧倒的」と言えるのか、は別の議論だ。
「防衛省・海上自衛隊幹部には運用目的を巡り混乱が見受けられる」とJapan Timesは指摘。
「疑問の中心はいずも級改装で意味のある戦闘作戦が展開できるのか、
あるいは日本の軍事プレゼンスを見せつけることだけが目的なのかという点である。
空母部隊運用で効果をあげるのであれば三隻以上でローテーション投入が通常は必要となるからだ」

「3隻あれば1隻を作戦投入し、1隻を訓練に残りをドックで整備できる」と防衛省幹部が同紙に述べている。
米海軍では今年2月に空母USSハリー・S・トルーマンの退役案がリークされ大論争が起こった。
実施すれば現役空母が11隻から10隻に減る。11隻でもあるいはペンタゴンが企画する12隻でも
米海軍は世界各地への空母配備に苦労しており、各艦に必要な整備と乗員の休息の時間をひねり出すのも大変だ。

伊藤俊幸元海将は空母は四隻必要と試算している。「2隻だと離着艦訓練にしか使えない」
「率直に言って現行案には海自関係者も疑問を持っている」
もうひとつはいずも級ではF-35Bを10機程度しか運用できない点だ。
平和維持任務なら充分だろうし、商船護衛任務が政治的に日本で受け入れられればこれにも充分だろう。
だが海自艦船部隊の防御や島しょ部防衛では中国の海空軍力増強を見れば不足すると言わざるを得ない。

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海自の怖いところは、本気で空母機動艦隊戦を想定しているところだな