我国の繁栄と安全を守る国家安全保障政策とこれを実現する国家戦略を研究・提案するスレッドです。
○国家安全保障政策とは
国家の独立と繁栄を維持するために、主に軍事的な脅威などから国家を守る政策。国家は多様な価値観を包含しており政策は必ずしも他の政策・党派と整合するものではない。
○国家戦略とは
国家目的を遂行する最高位の観点から、平戦両時に政治・軍事・経済等の国力を効果的に運用する統一的・総合的・全般的な戦略。安全保障政策を上位構造とするが、政策上の不整合は国家戦略により統合が図られる。階層構造下位の戦域戦略、作戦、戦術の準拠となる。
○戦略の位相
国家戦略を構成する全ての位相(軍事・経済・文化・社会・科学技術etc.)を議論の対象としますが軍事を主たる切り口とし、それ以外の議論は50レスを越える場合は専門スレッドへの移動をお願いします。
「百戦百勝は善の善なるものに非ず。戦わずして人の兵を屈するは善の善なるものなり」
○戦略の階層構造
戦略を構成する全ての階層構造(世界観・政策・国家戦略・戦域戦略・作戦・戦術・技術)を議論の対象としますが、作戦次元以下の議論は50レスを越える場合は専門スレッドへの移動をお願いします。
「本質はdetailにこそ宿る。それは栄光無きものに非ず。」
○戦略と戦史
戦略とは一般的な法則が成り立つような分野ではなく、戦史において淘汰される複雑系・非線形・進化的なプロセスです。議論の根拠たり得る戦史上の事象(古代・中世・近世・近代・現代)を議論の対象とします。
○当スレッドのスタンスと地誌について
当スレッドは明らかにネット右翼(ネトウヨ)スレッドです。対象脅威を尊称で奉る趣味はございません。戦史・兵要地史の一貫性のため歴史的な略称(支那・北朝鮮・南朝鮮・米・英・仏・露・独他)を推称します。
○戦略思想家の格付け
●神様リスト
クラウゼヴィッツ、モルトケ、コーベット、リデル・ハート、マイケル・ハワード、J.C.ワイリー、エドワード・ルトワック、コリン・グレイ
●疫病神リスト
ジョミニ、フォッシュ、フラー、マハン、ドゥーエ、ハマン・カーン、バーナード・ブロディ、クレフェルト、ミアシャイマー
「勝利は既に(戦略次元で)確定している。卿らの上に大神オーディンの(作戦次元以下の)恩寵あらんことを。」
過去スレ:
国家安全保障政策/国家戦略研究スレッド
http://itest.5ch.net/test/read.cgi/army/1535374656/l50
探検
国家安全保障政策/国家戦略研究スレッドPart2
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1JTAC
2019/05/28(火) 20:17:15.39ID:6xOEVx5m611JTAC
2019/10/17(木) 23:16:16.55ID:gjyqoxF1 我々から見て、支那の習近平独裁政権は不快です。
我々以外にとっても蔭日向なく不快なんです。
一見、力が強そうでも、やること成すこと水面下で軋轢を起し反対勢力を量産しています。
それらの勢力と丹念にアライアンスを結んでいくことです。
日を追うにつれ、ブルーフォースが強大になっていくでしょう。
習近平の不快さは折り紙つきです。香港の事例でよーーく分かります。
幸い、南朝鮮はレッドチームに入りました。本質的に彼らは自由・民主主義ではないのでしょう。
「あの国のあの法則」によれば「勝った!」て感じですね。
常に「負け組」を選択する独特の嗅覚はあなどれません。
是非、志を全うして欲しいものです。
我々以外にとっても蔭日向なく不快なんです。
一見、力が強そうでも、やること成すこと水面下で軋轢を起し反対勢力を量産しています。
それらの勢力と丹念にアライアンスを結んでいくことです。
日を追うにつれ、ブルーフォースが強大になっていくでしょう。
習近平の不快さは折り紙つきです。香港の事例でよーーく分かります。
幸い、南朝鮮はレッドチームに入りました。本質的に彼らは自由・民主主義ではないのでしょう。
「あの国のあの法則」によれば「勝った!」て感じですね。
常に「負け組」を選択する独特の嗅覚はあなどれません。
是非、志を全うして欲しいものです。
612JTAC
2019/10/17(木) 23:40:33.68ID:gjyqoxF1 プロイセン・ドイツ兵学改革派、シャルンホルスト、グナイゼナウ、クラウゼヴィッツ、
モルトケは「戦争屋」ですが、筋金入の「自由主義者」でもあります。
だから、専制的な保守派に睨まれて平時には左遷されます。
その代わり、戦時にはその「思想」こそが兵器として絶大な破壊力を発揮します。
戦争の神は、錦旗を掲げる我が方に莞爾と微笑んでいます。
モルトケは「戦争屋」ですが、筋金入の「自由主義者」でもあります。
だから、専制的な保守派に睨まれて平時には左遷されます。
その代わり、戦時にはその「思想」こそが兵器として絶大な破壊力を発揮します。
戦争の神は、錦旗を掲げる我が方に莞爾と微笑んでいます。
613JTAC
2019/10/18(金) 19:24:47.50ID:3mUSBE1m 自衛隊部隊ホルムズ独自派遣を検討、菅氏が表明
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20191018-OYT1T50249/
半年遅いですね。
我が方のstrategicなcenter of glavityの一つがホルムズ海峡なのですが。
COGは日本国内にあるとは限りません。
タンカーを攻撃されるまで放置しておくなら政治家必要ありません。
敵の行動に追随するだけなら素人でもできます。
「政治家」とは自分自身で何ができるわけでなし。
「少しだけ」一般人よりも先が見えて、必要な政策アライアンス構築ができるからこそ存在価値があるのでは?
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20191018-OYT1T50249/
半年遅いですね。
我が方のstrategicなcenter of glavityの一つがホルムズ海峡なのですが。
COGは日本国内にあるとは限りません。
タンカーを攻撃されるまで放置しておくなら政治家必要ありません。
敵の行動に追随するだけなら素人でもできます。
「政治家」とは自分自身で何ができるわけでなし。
「少しだけ」一般人よりも先が見えて、必要な政策アライアンス構築ができるからこそ存在価値があるのでは?
614JTAC
2019/10/18(金) 19:37:06.57ID:3mUSBE1m それでも、「また」菅官房長官ですね。
リスキーな外交的決断は全て官房長官マターのようですが。
外務省、空気みたいやな。
これほどcritical thinkingができない組織もない。
taskはやってもmissionの自覚がまるでない。
潰して内閣官房直轄ありやな。だって今の仕事のやり方がそうでしょ。
外務省+内閣官房→国務省(内閣官房長官→国務大臣)でどや?
アメリカナイズされてすっきりするでしょw
リスキーな外交的決断は全て官房長官マターのようですが。
外務省、空気みたいやな。
これほどcritical thinkingができない組織もない。
taskはやってもmissionの自覚がまるでない。
潰して内閣官房直轄ありやな。だって今の仕事のやり方がそうでしょ。
外務省+内閣官房→国務省(内閣官房長官→国務大臣)でどや?
アメリカナイズされてすっきりするでしょw
615名無し三等兵
2019/10/18(金) 19:50:16.59ID:3mUSBE1m 国家戦略≒外交≒国家目的に合致する同盟の構築という機能に鑑みれば、米国の「国務省」という名称はい言えて妙ですね。
大統領が横死した場合の権限継承順も、副大統領(上院議長兼務)、下院議長、上院仮議長、国務長官の順で
選挙の洗礼を受けていない行政官僚の中ではトップ。
大統領が横死した場合の権限継承順も、副大統領(上院議長兼務)、下院議長、上院仮議長、国務長官の順で
選挙の洗礼を受けていない行政官僚の中ではトップ。
616JTAC
2019/10/18(金) 20:00:48.39ID:3mUSBE1m ただし、シークレットサービスが以前は財務省、今は国土安全保障省の管轄。
日本の内閣官房の仕事はいくつかの省庁に権限分散されてるとも言える。
上手くできてます。
日本の内閣官房の仕事はいくつかの省庁に権限分散されてるとも言える。
上手くできてます。
617名無し三等兵
2019/10/22(火) 00:00:23.20ID:TMLhfuhK 日本国民にさらに警告を、中国の軍事的脅威が増大−米軍当局者
ttps://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-10-21/PZPMT9DWLU6I01?srnd=cojp-v2-overseas
ttps://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-10-21/PZPMT9DWLU6I01?srnd=cojp-v2-overseas
618JTAC
2019/10/22(火) 15:01:49.92ID:Fw73MUub プロージット!今上陛下の御代の永からんことを!
そして本日の休暇にw
そして本日の休暇にw
619JTAC
2019/10/22(火) 15:10:22.63ID:ECXn+IR6 立憲君主制は国家戦略(≒同盟)上、無茶苦茶有利です。
廃止してしまった国はお気の毒ですね。
https://madamefigaro.jp/upload-files/le-prince-george-grand-adepte-du-short-fairford-le-08072016.jpg
廃止してしまった国はお気の毒ですね。
https://madamefigaro.jp/upload-files/le-prince-george-grand-adepte-du-short-fairford-le-08072016.jpg
620JTAC
2019/10/22(火) 15:22:53.32ID:ECXn+IR6 皇室や王室が無いと、外交でタレイランやメッテルニヒが暗躍するサロン文化が成立しようが無い。
ルトワック曰く「アメリカの国家戦略上の弱点はサロン文化が無いことだ」と。
サラリーマンなら「欠席裁判」って言葉は分かると思いますが、
なにがしかの会合があって不用意に欠席を重ねると、孤立していつの間にか「反○○同盟」ができる。
自然の流れです。
ルトワック曰く「アメリカの国家戦略上の弱点はサロン文化が無いことだ」と。
サラリーマンなら「欠席裁判」って言葉は分かると思いますが、
なにがしかの会合があって不用意に欠席を重ねると、孤立していつの間にか「反○○同盟」ができる。
自然の流れです。
621JTAC
2019/10/22(火) 19:48:04.09ID:8jjDjt3X 「敵を知る」というのは大事なことです。
現代ロシア、現代支那の兵学思想は、やはり旧ソ連の兵学思想の亜流。
旧ソ連の兵学思想の努めて簡単な解題を試みます。
ネタ本は"Soviet military operational art in pursuit of deep battle"。
著者はデビット・M・グランツ大佐、1991年。
フォート・レブンワース諸兵科共同センターのソ連軍研究の泰斗。
基本的に個人の著書だと思われますが、カール・ヴォノ陸軍参謀総長の推薦がついています。
限りなく当時のアメリカ軍の公式見解に近い。
今ならまだAmazonで手に入ります。
現代ロシア、現代支那の兵学思想は、やはり旧ソ連の兵学思想の亜流。
旧ソ連の兵学思想の努めて簡単な解題を試みます。
ネタ本は"Soviet military operational art in pursuit of deep battle"。
著者はデビット・M・グランツ大佐、1991年。
フォート・レブンワース諸兵科共同センターのソ連軍研究の泰斗。
基本的に個人の著書だと思われますが、カール・ヴォノ陸軍参謀総長の推薦がついています。
限りなく当時のアメリカ軍の公式見解に近い。
今ならまだAmazonで手に入ります。
622JTAC
2019/10/22(火) 20:13:07.01ID:8jjDjt3X ウォーゲームでOPFORと戦い、深く敵の思考に入り込み、編成装備に通暁してくると「ある種」の「ソ連に対する憧れ」みたいな感情が沸いてくる。
麻疹みたいなものですが。
兵学思想の論理的一貫性の上で実に整った軍隊です。
(ただし、そもそも論から欠陥がありますが)
ある意味、無い無い尽くしの某貧乏軍隊の将校が指揮するOPFORは暴力的なまでに強い。
師団砲兵群の異様に緻密な移動弾幕に掩護されながら、これまた地雷処理ローラ付戦車が緻密なまでに支援され、
歩兵が地形を利用しながらダワイダワイと浸透してくると絶望感にうちひしがれます。
現物はたいがいウォトカを嗜みながら戦争やってるので、そこまでの緻密さは無い。
飲んで現れたカウンターパートを確かに見た。
まぁ、飲んでてもやることはやりますがね。
書評で「グランツはソ連軍を美化し過ぎ」と見かけます。
自分もややそう思います。
紙の上では「素晴らしく緻密で論理的な軍隊」ですが、
悲観的にならず、無形戦闘要素の「ウォトカ係数」をかけながら気楽に眺めましょう。
麻疹みたいなものですが。
兵学思想の論理的一貫性の上で実に整った軍隊です。
(ただし、そもそも論から欠陥がありますが)
ある意味、無い無い尽くしの某貧乏軍隊の将校が指揮するOPFORは暴力的なまでに強い。
師団砲兵群の異様に緻密な移動弾幕に掩護されながら、これまた地雷処理ローラ付戦車が緻密なまでに支援され、
歩兵が地形を利用しながらダワイダワイと浸透してくると絶望感にうちひしがれます。
現物はたいがいウォトカを嗜みながら戦争やってるので、そこまでの緻密さは無い。
飲んで現れたカウンターパートを確かに見た。
まぁ、飲んでてもやることはやりますがね。
書評で「グランツはソ連軍を美化し過ぎ」と見かけます。
自分もややそう思います。
紙の上では「素晴らしく緻密で論理的な軍隊」ですが、
悲観的にならず、無形戦闘要素の「ウォトカ係数」をかけながら気楽に眺めましょう。
623JTAC
2019/10/22(火) 20:37:11.53ID:8jjDjt3X 当たり前ですが、ソ連は思想的な根源にマルクス・レーニン主義(ヘーゲル左派系)の「進化的な世界観」があります。
この点、「戦いの原則」のような固定的な世界観を持つ(当時の)西側とは既に異なっています。
マルクスレーニン主義の「必然的な資本主義に対する勝利」と「道徳的な優越」の中で資本主義国との戦争は必然的に発生し、
ソ連が勝利し世界は社会主義に「進化」します。
(やったね!(^o^)v)
ソ連兵学びおいては、戦争は必然的に発生しソ連が勝利する、これが「前提」です。
既に「西側的な価値観」では「戦略もへったくれも無い」ような気がしますが、
それは自分がブルジョワ主義に毒されているからでしょう。
この点、「戦いの原則」のような固定的な世界観を持つ(当時の)西側とは既に異なっています。
マルクスレーニン主義の「必然的な資本主義に対する勝利」と「道徳的な優越」の中で資本主義国との戦争は必然的に発生し、
ソ連が勝利し世界は社会主義に「進化」します。
(やったね!(^o^)v)
ソ連兵学びおいては、戦争は必然的に発生しソ連が勝利する、これが「前提」です。
既に「西側的な価値観」では「戦略もへったくれも無い」ような気がしますが、
それは自分がブルジョワ主義に毒されているからでしょう。
624JTAC
2019/10/22(火) 20:53:08.70ID:8jjDjt3X 面白いのは、この時代既に「ドクトリン(教義)」という言葉に実に広い幅を与えています。
「officialな戦争の見方」として最上位概念に位置づけられています。
military scienceもmilitary artも全てmilitary doctrineに包含される下位概念です。
聞くところによると、資本主義に毒された帝国主義者どもは、
ようやく最近になってソ連のドクトリンの概念に追随(Army Doctirine Pubulication)してきたようです。
遅れた連中ですね。
「officialな戦争の見方」として最上位概念に位置づけられています。
military scienceもmilitary artも全てmilitary doctrineに包含される下位概念です。
聞くところによると、資本主義に毒された帝国主義者どもは、
ようやく最近になってソ連のドクトリンの概念に追随(Army Doctirine Pubulication)してきたようです。
遅れた連中ですね。
625JTAC
2019/10/22(火) 21:17:52.75ID:8jjDjt3X 社会主義の最終的な勝利が前提であるソ連においては、
戦時は元より平時における外交、経済、情報、文化も全て社会主義の勝利に向けられた闘争行為と位置づけられ、
この闘争の在り方も「ドクトリン」に包含されています。
超限戦?ハイブリッド?
今さらですよね。
戦時は元より平時における外交、経済、情報、文化も全て社会主義の勝利に向けられた闘争行為と位置づけられ、
この闘争の在り方も「ドクトリン」に包含されています。
超限戦?ハイブリッド?
今さらですよね。
626JTAC
2019/10/22(火) 21:22:40.79ID:8jjDjt3X ヤポンスキー立憲民主党の同志エダノは、全次元的な闘争を「エダノドクトリン」と呼称してるようですね。
同志エダノは実によく社会主義における闘争を理解している。
レーニン勲章の受賞も近い。
同志エダノは実によく社会主義における闘争を理解している。
レーニン勲章の受賞も近い。
627JTAC
2019/10/22(火) 21:50:25.48ID:8jjDjt3X スヴェーチンの作戦術の研究成果により、ソ連ではWW2前に戦略-作戦-戦術という「戦争の階層構造」が確立されました。
この普及度はほぼ全将校レベルです。
ただし「社会主義の勝利」という前提をかまされてるので「戦略次元」での選択肢は多くは無い。
同志スターリンのような怪物を別にすれば「戦略における必殺奥義」の「同盟」はあまり機能しない。
「社会主義に体制を変換した友人達(衛星国ともいう)」と「資本主義の豚ども」の二元論ですね。
グランツの記述でも「戦略」の節は薄うございます
この普及度はほぼ全将校レベルです。
ただし「社会主義の勝利」という前提をかまされてるので「戦略次元」での選択肢は多くは無い。
同志スターリンのような怪物を別にすれば「戦略における必殺奥義」の「同盟」はあまり機能しない。
「社会主義に体制を変換した友人達(衛星国ともいう)」と「資本主義の豚ども」の二元論ですね。
グランツの記述でも「戦略」の節は薄うございます
628JTAC
2019/10/22(火) 22:03:52.47ID:8jjDjt3X ソ連の「戦略」の特色は、直接敵と戦う"front"と戦争を支える"rear"の確立です。
ご存じ世界最大の大陸国家なので、前提条件として世界最大の"strqregic rear"を囲いこんでいます。
この"世界最大のstrqregic rear"から繰り出される圧力で敵を追い詰めていけば、必然的に戦争に勝利します。
後方の概念は、当然、他国にもあったわけですが、「全てのstrqregic rearが全機能を上げて戦争を支える」という割り切りの点で社会主義のソ連には一日の利があったようです。
さらに社会主義の同志パルチザンによる敵strqregic rearの擾乱や後述のdeep operationにより敵operational rearを潰していけば、より効率的に社会主義の勝利が達成sqれます。
ご存じ世界最大の大陸国家なので、前提条件として世界最大の"strqregic rear"を囲いこんでいます。
この"世界最大のstrqregic rear"から繰り出される圧力で敵を追い詰めていけば、必然的に戦争に勝利します。
後方の概念は、当然、他国にもあったわけですが、「全てのstrqregic rearが全機能を上げて戦争を支える」という割り切りの点で社会主義のソ連には一日の利があったようです。
さらに社会主義の同志パルチザンによる敵strqregic rearの擾乱や後述のdeep operationにより敵operational rearを潰していけば、より効率的に社会主義の勝利が達成sqれます。
629Lans ◆cFcS.yrpJw
2019/10/23(水) 12:04:45.56ID:l0wQBtz0 >627
>「戦略における必殺奥義」の「同盟」はあまり機能しない。
中東におけるソ連の影響力をお忘れか?
さらに西側内における共産革命を誘導し「同盟国化」を行うのである。
>「社会主義に体制を変換した友人達(衛星国ともいう)」
これを能動的に作っていくのと、去就のあやふやな同盟国を増やすのと、どちらが強固か?
というソ連的視点も忘れないで欲しい。
さらには、当グランツ本は、作戦次元に焦点をあてているので、当然、戦略と戦術は薄い
グランツは、本書の他に、戦術面を中心とする
「The Soviet Conduct of Tactical Maneuver-Spearhead of Offensive」
を書いています。
こちらは前作が作戦術における戦略-作戦の隣接部を焦点としており、こちらは作戦-戦術の隣接部を中心とする
>「戦略における必殺奥義」の「同盟」はあまり機能しない。
中東におけるソ連の影響力をお忘れか?
さらに西側内における共産革命を誘導し「同盟国化」を行うのである。
>「社会主義に体制を変換した友人達(衛星国ともいう)」
これを能動的に作っていくのと、去就のあやふやな同盟国を増やすのと、どちらが強固か?
というソ連的視点も忘れないで欲しい。
さらには、当グランツ本は、作戦次元に焦点をあてているので、当然、戦略と戦術は薄い
グランツは、本書の他に、戦術面を中心とする
「The Soviet Conduct of Tactical Maneuver-Spearhead of Offensive」
を書いています。
こちらは前作が作戦術における戦略-作戦の隣接部を焦点としており、こちらは作戦-戦術の隣接部を中心とする
630Lans ◆cFcS.yrpJw
2019/10/23(水) 12:12:00.10ID:l0wQBtz0 ソ連の戦略面については
「ソ連軍 思想・機構・実力」ハリエット・F・スコット/ウィリアム・F・スコット(時事通信社)
ソ連側の発表、記事、書籍をベースに解説しているソ連としての公式見解をまとめたものとして良い
読め
後は米国防総省が
「SOVIET TOTAL WAR」
を出していたので、これも読むといい
(ただし、こちらは多分に誤解を含む)
「ソ連軍 思想・機構・実力」ハリエット・F・スコット/ウィリアム・F・スコット(時事通信社)
ソ連側の発表、記事、書籍をベースに解説しているソ連としての公式見解をまとめたものとして良い
読め
後は米国防総省が
「SOVIET TOTAL WAR」
を出していたので、これも読むといい
(ただし、こちらは多分に誤解を含む)
631JTAC
2019/10/23(水) 19:07:59.75ID:jJIEExRz >>629
>これを能動的に作っていくのと、去就のあやふやな同盟国を増やすのと、どちらが強固か?
ここはルトワック混ぜてます。
ルトワックのソ連敗北要因の分析は「真に頼りになる同盟国確保の失敗」としています。
60年代くらいにはWARPACはソ連以外の軍事力はボロボロになっていきます。
>これを能動的に作っていくのと、去就のあやふやな同盟国を増やすのと、どちらが強固か?
ここはルトワック混ぜてます。
ルトワックのソ連敗北要因の分析は「真に頼りになる同盟国確保の失敗」としています。
60年代くらいにはWARPACはソ連以外の軍事力はボロボロになっていきます。
632JTAC
2019/10/23(水) 22:16:32.90ID:jJIEExRz ソ連兵学の次なる階層、作戦次元、作戦術はなんと言っても規模と空間への対応です。
ソ連できたてのCivil warの段階で1000kmの戦線を抱えてる。
兵力も100万単位です。
これ
ソ連できたてのCivil warの段階で1000kmの戦線を抱えてる。
兵力も100万単位です。
これ
633JTAC
2019/10/23(水) 22:20:09.81ID:jJIEExRz ソ連の場合、戦争を「戦闘(battle)の累積」と考える方がそもそも無理です。
規模と空間の広大さとソ連作戦術を切り離して考え方が無理があります。
規模と空間の広大さとソ連作戦術を切り離して考え方が無理があります。
634JTAC
2019/10/23(水) 22:29:37.73ID:jJIEExRz 戦史的にソ連が作戦術で扱うのは方面軍(front)と軍(army)です。
軍団(corp)、師団(division)の運用は戦術として扱います。
ざっくりで方面軍は200km、軍は100km四方の土地で作戦し、攻勢作戦においてそれぐらいの土地を奪うことを期待されています。
方面軍を束ねる「戦域」(TVD)となると、大陸そのもののサイズになり、戦域軍の根本的使命は当該大陸の帝国主義者どもを一掃し、
大陸そのものに社会主義の福音(エバンゲリオン)をもたらすことを期待されています。
軍団(corp)、師団(division)の運用は戦術として扱います。
ざっくりで方面軍は200km、軍は100km四方の土地で作戦し、攻勢作戦においてそれぐらいの土地を奪うことを期待されています。
方面軍を束ねる「戦域」(TVD)となると、大陸そのもののサイズになり、戦域軍の根本的使命は当該大陸の帝国主義者どもを一掃し、
大陸そのものに社会主義の福音(エバンゲリオン)をもたらすことを期待されています。
635JTAC
2019/10/23(水) 22:48:27.23ID:jJIEExRz TVDやfrontに相当する作戦序列を今でも採用するロシアと支那。
彼らとの究極的な政治的妥協が無理なこと、分かると思います。先方のドクトリンから。
「中国様との関係正常化」「プーチン大統領との個人的な関係による領土問題の解決」
馬鹿かと。本当に馬鹿かと。
先方は一時的な「手段(means)」として和平を採用してもend stateやwayは変わりません。
ドクトリンが変更されない限り。
「使えない間諜(スパイ)」だと笑われてるんですがね。
日本国民としても力なく苦笑するのみです。
彼らとの究極的な政治的妥協が無理なこと、分かると思います。先方のドクトリンから。
「中国様との関係正常化」「プーチン大統領との個人的な関係による領土問題の解決」
馬鹿かと。本当に馬鹿かと。
先方は一時的な「手段(means)」として和平を採用してもend stateやwayは変わりません。
ドクトリンが変更されない限り。
「使えない間諜(スパイ)」だと笑われてるんですがね。
日本国民としても力なく苦笑するのみです。
636JTAC
2019/10/24(木) 01:08:30.18ID:Si0JSd0h Civil warに勝利したソ連共産党ですが、干渉戦争に引き続き攻めこんだポーランドで
ワルシャワ前面の防御地域への攻勢で大敗北を喫します。
大規模化した戦争ではやみくもにtactical zoneを攻めても効果が薄い。
同時にoperationalなrear area(deep area)を叩き潰してこそ戦争に勝利することができる。
deep areaを潰すにはそこに攻め込むと同時に火力の優越を握らなければならない。
これを実現するため、1920年代に連続作戦理論(successive oprational theory)、
1930年代に縦深戦闘(theory of deep battle)、縦深作戦理論(theory of deep operation)、
1943年に火力攻勢(artilly offensive)、航空攻勢(air offensive)と教義化されていきます。
ソ連の作戦術は1960年代の1960年の「軍事革命」(核戦争理論)のときに一時衰退しますが
その後1970年代に、再びソ連兵学のcritical topicとして復活します。
ワルシャワ前面の防御地域への攻勢で大敗北を喫します。
大規模化した戦争ではやみくもにtactical zoneを攻めても効果が薄い。
同時にoperationalなrear area(deep area)を叩き潰してこそ戦争に勝利することができる。
deep areaを潰すにはそこに攻め込むと同時に火力の優越を握らなければならない。
これを実現するため、1920年代に連続作戦理論(successive oprational theory)、
1930年代に縦深戦闘(theory of deep battle)、縦深作戦理論(theory of deep operation)、
1943年に火力攻勢(artilly offensive)、航空攻勢(air offensive)と教義化されていきます。
ソ連の作戦術は1960年代の1960年の「軍事革命」(核戦争理論)のときに一時衰退しますが
その後1970年代に、再びソ連兵学のcritical topicとして復活します。
637JTAC
2019/10/25(金) 07:17:54.37ID:UsWx5wby 1941年のナチスドイツの侵攻の際、同志スターリンのトハチェフスキー派の粛清により作戦術を教義ごと喪失しいたソ連は大敗を喫しますが
大戦を通じた旧トハチェフスキー派の復権と並行してOperational Maneuver Force(OMF)の規模が徐々に大きくなります。
1943年には方面軍(front)内についに「戦車軍(Tank Army)」が登場し作戦次元における主導権を奪回します。
そして、やがて・・・・というのがグランツの描くソ連作戦術のアウトラインです。
大戦を通じた旧トハチェフスキー派の復権と並行してOperational Maneuver Force(OMF)の規模が徐々に大きくなります。
1943年には方面軍(front)内についに「戦車軍(Tank Army)」が登場し作戦次元における主導権を奪回します。
そして、やがて・・・・というのがグランツの描くソ連作戦術のアウトラインです。
638JTAC
2019/10/25(金) 07:34:46.93ID:UsWx5wby 一方でトハチェフスキー派のthe theory of deep Operationaは、それ自体重大な問題を孕んでいました。
最大単位の方面軍(front)次元での防勢作戦(defensive operation)の教義がそもそも「無い」。存在しない。
軍(army)以下はありましたが。
1941年にヒステリックに攻勢を強要して、まとめて包囲ポケットはまりこんでいったのにはトハチェフスキー派の教義自体にも責任がありました。
これは1941年の冬季、1942年の夏季の苦しい防勢作戦通して徐々に是正され
防勢においても縦深を活用した作戦が実践されます。
最大単位の方面軍(front)次元での防勢作戦(defensive operation)の教義がそもそも「無い」。存在しない。
軍(army)以下はありましたが。
1941年にヒステリックに攻勢を強要して、まとめて包囲ポケットはまりこんでいったのにはトハチェフスキー派の教義自体にも責任がありました。
これは1941年の冬季、1942年の夏季の苦しい防勢作戦通して徐々に是正され
防勢においても縦深を活用した作戦が実践されます。
639JTAC
2019/10/25(金) 18:12:24.92ID:I/5DpiG3 ペンス米副大統領が対中演説 尖閣諸島での「挑発行為」批判
https://www.sankei.com/smp/world/news/191025/wor1910250009-s1.html
ペンス演説、二発目きました。
前回は米国の戦略的メッセージを完全に見落とした。
勉強になります。
今回のも、文面をよーく見ると恐ろしいほど強硬です。
「習近平政権(あるいは共産党)のレジームチェンジ」までは踏み込んだも同然。
一応、逃げ道は与えてますが、習はもうその道はあるけない。
https://www.sankei.com/smp/world/news/191025/wor1910250009-s1.html
ペンス演説、二発目きました。
前回は米国の戦略的メッセージを完全に見落とした。
勉強になります。
今回のも、文面をよーく見ると恐ろしいほど強硬です。
「習近平政権(あるいは共産党)のレジームチェンジ」までは踏み込んだも同然。
一応、逃げ道は与えてますが、習はもうその道はあるけない。
640JTAC
2019/10/25(金) 18:22:45.81ID:I/5DpiG3 風雲急を告げる太平洋戦域で、習近平の国賓訪問を懇願してる阿呆な国があるという。
みわめて身近に。
目先の株価ですかね。ばかな。
国家戦略上、「同盟」というスコアボードを基準にアクションを考察すると大火傷はしない。
自国の存立を担保してる「同盟」を脅かす政策はどこかが間違っています。
ややリップサービス入っているかもしれませんが、ペンスはわざわざ尖閣にまで言及してくれてます。
みわめて身近に。
目先の株価ですかね。ばかな。
国家戦略上、「同盟」というスコアボードを基準にアクションを考察すると大火傷はしない。
自国の存立を担保してる「同盟」を脅かす政策はどこかが間違っています。
ややリップサービス入っているかもしれませんが、ペンスはわざわざ尖閣にまで言及してくれてます。
641JTAC
2019/10/25(金) 20:29:38.90ID:rGD1U7CH 1945年。大祖国戦争最終年度。ソ連の作戦術は絶頂期を迎えました。
方面軍の攻勢作戦では、四つの軍が第1梯団として攻勢に出て敵のtactical zoneに穴を開けます。
敵が縦深に防御地域を設けている場合はさらに第2梯団の1-2個軍が攻勢に出て突破口を拡張します。
敵のoprational rear aeeaが露出したらOperational Maneuver Forceの出番です。
1-2個の戦車軍で構成されるOMFは敵の後方地域を蹂躙し目標線まで前進を続行します。
前進速度は一般軍で1日20-30km、戦車軍で1日30-50km。方面軍の攻勢は深さ500kmまで及びます。
さらに、この最終段階では、複数の方面軍による協同攻勢作戦にも習熟し、二つの方面軍による両翼包囲により巨大な包囲ポケットを作れるようになりました。
方面軍の攻勢作戦では、四つの軍が第1梯団として攻勢に出て敵のtactical zoneに穴を開けます。
敵が縦深に防御地域を設けている場合はさらに第2梯団の1-2個軍が攻勢に出て突破口を拡張します。
敵のoprational rear aeeaが露出したらOperational Maneuver Forceの出番です。
1-2個の戦車軍で構成されるOMFは敵の後方地域を蹂躙し目標線まで前進を続行します。
前進速度は一般軍で1日20-30km、戦車軍で1日30-50km。方面軍の攻勢は深さ500kmまで及びます。
さらに、この最終段階では、複数の方面軍による協同攻勢作戦にも習熟し、二つの方面軍による両翼包囲により巨大な包囲ポケットを作れるようになりました。
642JTAC
2019/10/25(金) 21:07:01.70ID:rGD1U7CH 同じく1945年。この年はソ連軍受難の年でもあります。
ドイツ深奥部に侵攻するにつれ、ロシア、ポーランドのステップからドイツの森林・市街地に地形が変り、
これを巧みに利用したドイツ軍の防御戦術の前に深刻な大損害を被りました。
ドイツとの戦争には勝ちましたが、新たな敵、米英との冷戦が始りました。
森林、市街地に富んだドイツの地形に当時のソ連の教義が適してないのは明白。
同志スターリンの決断は思い切った陸軍のダウンサイジング。
方面軍を4個狙撃兵軍に削減。戦車軍を廃止し、代わりにより歩戦のバランスが取れた機械化軍を新編しました。
ドイツ深奥部に侵攻するにつれ、ロシア、ポーランドのステップからドイツの森林・市街地に地形が変り、
これを巧みに利用したドイツ軍の防御戦術の前に深刻な大損害を被りました。
ドイツとの戦争には勝ちましたが、新たな敵、米英との冷戦が始りました。
森林、市街地に富んだドイツの地形に当時のソ連の教義が適してないのは明白。
同志スターリンの決断は思い切った陸軍のダウンサイジング。
方面軍を4個狙撃兵軍に削減。戦車軍を廃止し、代わりにより歩戦のバランスが取れた機械化軍を新編しました。
643JTAC
2019/10/25(金) 21:23:41.30ID:rGD1U7CH 1953年。同志スターリンが亡くなりました。おそらく、きっと、多分、自然死ということになっています。
これにより、ソ連の軍事戦略は核戦略へとシフトしていきます。
スターリンという怪物政治家。冷酷残忍ですが国家戦略のセンスもあります。
晩年は、どうも東西ドイツを統一させ干渉地帯にしてしまう必殺技まで検討していたようです。
これが実現していたら、ひょっとしたら、ソ連は崩壊せず生き残ったかもしれません。
後継者はフルシチョフ他真面目に共産主義の勝利を信じている模範的な共産主義者が多く、
デタントを挟みつつも核戦略も交えた尖鋭な東西冷戦が続くのです。
これにより、ソ連の軍事戦略は核戦略へとシフトしていきます。
スターリンという怪物政治家。冷酷残忍ですが国家戦略のセンスもあります。
晩年は、どうも東西ドイツを統一させ干渉地帯にしてしまう必殺技まで検討していたようです。
これが実現していたら、ひょっとしたら、ソ連は崩壊せず生き残ったかもしれません。
後継者はフルシチョフ他真面目に共産主義の勝利を信じている模範的な共産主義者が多く、
デタントを挟みつつも核戦略も交えた尖鋭な東西冷戦が続くのです。
644JTAC
2019/10/25(金) 21:49:02.27ID:rGD1U7CH ジューコフ・リフォームをRevolution of military affair(RMA、核戦略)に入れるかどうか
グランツの文献でも入れるやつ入れてない奴があります。
核戦争をかなり意識しており、全軍を装甲化しています。
今なお西側の軍事関係者の頭を悩ますソ連の「諸兵科軍(CAA)」の登場です。
装甲化しつつも第1梯隊、第2梯隊で上手くハイローミックスしており、
機械化・装甲化して高速な進撃速度を達成しつつ、下車歩兵の規模も確保しています。
さらに、戦車軍(Operational maneuver force)も復活。
西ドイツ防衛に大いなる脅威を与えました。
が、ジューコフはフルシチョフによって失脚。またまたソ連作戦術リセットのお時間です。
理由は色々あるでしょう。
究極的にはジューコフリフォームは高い(高額)。
核兵器もあり、高額で巨大な諸兵科軍を揃えるのが負担を感じるようになった。
「狡兔走狗煮らる」
グランツの文献でも入れるやつ入れてない奴があります。
核戦争をかなり意識しており、全軍を装甲化しています。
今なお西側の軍事関係者の頭を悩ますソ連の「諸兵科軍(CAA)」の登場です。
装甲化しつつも第1梯隊、第2梯隊で上手くハイローミックスしており、
機械化・装甲化して高速な進撃速度を達成しつつ、下車歩兵の規模も確保しています。
さらに、戦車軍(Operational maneuver force)も復活。
西ドイツ防衛に大いなる脅威を与えました。
が、ジューコフはフルシチョフによって失脚。またまたソ連作戦術リセットのお時間です。
理由は色々あるでしょう。
究極的にはジューコフリフォームは高い(高額)。
核兵器もあり、高額で巨大な諸兵科軍を揃えるのが負担を感じるようになった。
「狡兔走狗煮らる」
645名無し三等兵
2019/10/29(火) 21:12:04.88ID:66/JRI0t ジューコフ失脚後、フルシチョフの茶坊主・ソコロフスキーが教義の主導権を握り
ソ連のRMAはかなり核偏重の極端なものになりました。
核兵器と通常兵器の地位が逆転し基本的には核で敵を打撃します。
従来の梯団による攻勢概念が稀薄になり、先頭の第1梯団最前列に戦車軍がいます。
これで核が明けた穴を貫通し縦深地域に攻めこみます。
諸兵科軍はその脇を固めます。
これで放射能汚染地域も含めて800kmを疾走しパリを目指します。
何とも勇壮豪快な作戦教義です。
ソ連のRMAはかなり核偏重の極端なものになりました。
核兵器と通常兵器の地位が逆転し基本的には核で敵を打撃します。
従来の梯団による攻勢概念が稀薄になり、先頭の第1梯団最前列に戦車軍がいます。
これで核が明けた穴を貫通し縦深地域に攻めこみます。
諸兵科軍はその脇を固めます。
これで放射能汚染地域も含めて800kmを疾走しパリを目指します。
何とも勇壮豪快な作戦教義です。
646JTAC
2019/10/29(火) 22:34:45.60ID:CnPVAQjL またまたルトワックねたですが、フルシチョフ時代のソ連の核戦略は「戦略核」については「ブラフ」でした。
実態としてICBMは一桁台。核戦略爆撃機も一握りでした。
(手札は3のワンペア)
ルトワックの表現では「ムッソリーニ以来の武力誘導実践の成功者」。
本家ムッソリーニの方はよせばいいのにフランスや北アフリカに攻めこんで大敗し化けの皮が剥がれましたが、
ソ連の核ブラフはその後、三十年以上も機能した。
ソ連RMAは、情報作戦(information operation)の壮大なまでの成功例です。
フルシチョフのようなソフトパワー(経済等)を重視する比較的理性的な指導者の元では、
ソ連は「相互確証破壊」のような自滅的戦略は取りがたい(少数のICBMによる最低限の抑止に留める)という傾向は参考になります。
後のゴルバチョフの出現も突然変異では無いと。
(そうは言っても、フルシチョフもスターリングラードで血も涙も無い酷薄な戦争指導をした冷酷残忍な政治将校あがりですがね。)
実態としてICBMは一桁台。核戦略爆撃機も一握りでした。
(手札は3のワンペア)
ルトワックの表現では「ムッソリーニ以来の武力誘導実践の成功者」。
本家ムッソリーニの方はよせばいいのにフランスや北アフリカに攻めこんで大敗し化けの皮が剥がれましたが、
ソ連の核ブラフはその後、三十年以上も機能した。
ソ連RMAは、情報作戦(information operation)の壮大なまでの成功例です。
フルシチョフのようなソフトパワー(経済等)を重視する比較的理性的な指導者の元では、
ソ連は「相互確証破壊」のような自滅的戦略は取りがたい(少数のICBMによる最低限の抑止に留める)という傾向は参考になります。
後のゴルバチョフの出現も突然変異では無いと。
(そうは言っても、フルシチョフもスターリングラードで血も涙も無い酷薄な戦争指導をした冷酷残忍な政治将校あがりですがね。)
647JTAC
2019/10/31(木) 06:29:47.71ID:T8ieZCg3 フルシチョフ失脚後も60年代は核戦略主体のRMAは継続されましたが、70年代にさしかかりソ連もハタと気づきました。
「核戦略を追求してもマルクス・レーニン主義の政治目的達成に何も寄与しないじゃん?」と。
軍事戦略が政治目的に寄与するとはいかなることか?
この時期、大祖国戦争の戦史研究が盛んに行われ、さらにそれ以前のトハチェフスキー派の縦深作戦理論(deep operation)もサルベージがなされました。
またまた邪な作戦術を弄ぶ機運が高まってきました。
「核戦略を追求してもマルクス・レーニン主義の政治目的達成に何も寄与しないじゃん?」と。
軍事戦略が政治目的に寄与するとはいかなることか?
この時期、大祖国戦争の戦史研究が盛んに行われ、さらにそれ以前のトハチェフスキー派の縦深作戦理論(deep operation)もサルベージがなされました。
またまた邪な作戦術を弄ぶ機運が高まってきました。
648JTAC
2019/10/31(木) 06:40:20.37ID:T8ieZCg3 資本主義者どもの核兵器の脅威下での作戦機動(operational maneuver)はどうあるべきか?(unti-nuclear-maneuver)
ついに来ましたw
Operational maneuver Group(OMG)の登場です。
この概念はソ連兵学史上重要です。その後の90年代の西側のエレクトロニクス優勢軍との戦い、また現代ロシア軍への影響も極めて強い。
ついに来ましたw
Operational maneuver Group(OMG)の登場です。
この概念はソ連兵学史上重要です。その後の90年代の西側のエレクトロニクス優勢軍との戦い、また現代ロシア軍への影響も極めて強い。
649JTAC
2019/11/01(金) 01:23:09.76ID:JUJYvsZl OMGの使命は、敵の核システムもしくは使用を決断する政経中枢を破壊することです。
OMGにより核の均衡を崩すことにより、ソ連は容赦なく欧州に核攻撃をお見舞いして壊滅させることができます。
(結局、使うんかいw)
一昔前は第2梯団やmobile groupで「空間」的にoperational deep areaを目指しましたが、
OMGは「時間」に活路を見出だします。敵に先んじて動員(mobilization)を完了し、
敵の防御準備未完に乗じて第1梯団の諸兵科軍と協同しつつ嫡tactocal zoneを抜けて目標を目指します。
「我が軍の将兵はアルプスにスキーになど出かけておりません。即時動員を進言します。同志!」
OMGにより核の均衡を崩すことにより、ソ連は容赦なく欧州に核攻撃をお見舞いして壊滅させることができます。
(結局、使うんかいw)
一昔前は第2梯団やmobile groupで「空間」的にoperational deep areaを目指しましたが、
OMGは「時間」に活路を見出だします。敵に先んじて動員(mobilization)を完了し、
敵の防御準備未完に乗じて第1梯団の諸兵科軍と協同しつつ嫡tactocal zoneを抜けて目標を目指します。
「我が軍の将兵はアルプスにスキーになど出かけておりません。即時動員を進言します。同志!」
650JTAC
2019/11/01(金) 01:32:28.77ID:JUJYvsZl OMGは、基本的に方面軍(front)隷下の戦車軍(Tank army)で構成されますが、グランツの表現では"tailored"(仕立てのよい)な部隊とされています。
多分、戦況に応じて柔軟に必要な部隊をアタッチする(服のように着こなす)くらいの意味でしょう。
operational deep areaに突き抜けたならば、multi-axesに敵の核システム他重心を多方向で脅かし敵のC4Iを麻痺させます。
多分、戦況に応じて柔軟に必要な部隊をアタッチする(服のように着こなす)くらいの意味でしょう。
operational deep areaに突き抜けたならば、multi-axesに敵の核システム他重心を多方向で脅かし敵のC4Iを麻痺させます。
651JTAC
2019/11/01(金) 01:40:36.71ID:JUJYvsZl OMGの勃興とともに、従来の作戦的な第2梯団の比重は低下します。
何せ敵が核使用を決断するまでに決着をつける急ぐ作戦なので、モスクワ付近から動員される部隊もある第2梯団は間に合いません。
また、資本主義者どもの精密誘導兵器やAir-Land-Battleの目標にもなってしまいます。
この時代の第2梯団は作戦次元というより戦略次元(2nd strategic echelon)の意味合いに変り、
OMG及び第1梯団がしくじった場合の予備の意味が強い。
最後の一押しか防勢転移に使用します。
何せ敵が核使用を決断するまでに決着をつける急ぐ作戦なので、モスクワ付近から動員される部隊もある第2梯団は間に合いません。
また、資本主義者どもの精密誘導兵器やAir-Land-Battleの目標にもなってしまいます。
この時代の第2梯団は作戦次元というより戦略次元(2nd strategic echelon)の意味合いに変り、
OMG及び第1梯団がしくじった場合の予備の意味が強い。
最後の一押しか防勢転移に使用します。
652JTAC
2019/11/01(金) 01:49:46.43ID:JUJYvsZl 第2梯団に替り、高速かつ広域にOMGを支援するものとして空中強襲部隊(AH・ヘリボン)、
特殊作戦部隊(スペツナッズ)、沿海部では海軍歩兵部隊が整備されました。
特に大規模な空中強襲部隊の教義は、西側のAir-Land-battleをひっくり返しLand-Air-battleなどと呼ばれています。
特殊作戦部隊(スペツナッズ)、沿海部では海軍歩兵部隊が整備されました。
特に大規模な空中強襲部隊の教義は、西側のAir-Land-battleをひっくり返しLand-Air-battleなどと呼ばれています。
653JTAC
2019/11/01(金) 02:04:13.73ID:JUJYvsZl ソ連はOMGによるunti-neuclear-maneuverでは作戦計画の立案、修正は極めて短時間で主なう必要があると認識していました。
この迅速・複雑なoperationを完遂する方法論が「サイバネティック」であると。
単純化すれば、OMGを運用して戦争に勝つ方法輪が「サイバー戦」であると。
この考え方は、「サイバー戦をハッキングのことだと勘違い」している日本よりは数段健全だと思う。
本質は「サイバネティック」の「相対的な使用の優勢」により戦争に勝つことです。
間違っても国防費でマイクロフトのパッチに使役されることではありません。
大丈夫か?安倍晋三?
この迅速・複雑なoperationを完遂する方法論が「サイバネティック」であると。
単純化すれば、OMGを運用して戦争に勝つ方法輪が「サイバー戦」であると。
この考え方は、「サイバー戦をハッキングのことだと勘違い」している日本よりは数段健全だと思う。
本質は「サイバネティック」の「相対的な使用の優勢」により戦争に勝つことです。
間違っても国防費でマイクロフトのパッチに使役されることではありません。
大丈夫か?安倍晋三?
654名無し三等兵
2019/11/01(金) 02:06:05.19ID:KzAz2Yuo 現代戦略思想の系譜の斜め読み終わった、疲れたよ
この本を要約すると概ね2016年出版の用兵思想史入門だけど
作戦の概念について掴み切れてないような引っ掛かる部分が多いしまだ研究途上な雰囲気だった
湾岸戦争の成功とイラク戦争で直面した事後問題が理解に大きな影響を及ぼしてるんやなって
ただ湾岸戦争の成功に必要な理解はこの時点で揃ってたように見えた
この本を要約すると概ね2016年出版の用兵思想史入門だけど
作戦の概念について掴み切れてないような引っ掛かる部分が多いしまだ研究途上な雰囲気だった
湾岸戦争の成功とイラク戦争で直面した事後問題が理解に大きな影響を及ぼしてるんやなって
ただ湾岸戦争の成功に必要な理解はこの時点で揃ってたように見えた
655名無し三等兵
2019/11/01(金) 02:06:31.15ID:JUJYvsZl 米国防総省大型クラウド「JEDI」 契約はMSのAzureに、アマゾンAWS敗れる
https://www.newsweekjapan.jp/amp/stories/technology/2019/10/jedimsazureaws.php?page=1
苦笑いしか出ません。
サイバー戦。本当にやる気あります?
https://www.newsweekjapan.jp/amp/stories/technology/2019/10/jedimsazureaws.php?page=1
苦笑いしか出ません。
サイバー戦。本当にやる気あります?
656JTAC
2019/11/01(金) 02:10:17.77ID:JUJYvsZl657名無し三等兵
2019/11/01(金) 02:26:49.93ID:KzAz2Yuo そういえば86年時点ではかなり登場人物が生きてるな、ソ連とそれ系の勢力も含めて
本の成り立ちの背景だけで三杯はいけそう
本の成り立ちの背景だけで三杯はいけそう
658Lans ◆cFcS.yrpJw
2019/11/01(金) 15:19:53.77ID:0ZiMGIcU >650
注意
OMGは正面軍(Front)と、軍(Army)それぞれに編成される可能性があります。
編制ではなく、編成ね。
そして正面軍OMGは貴官の書いた用に戦略的任務を与えられます。
(戦略と作戦の重複領域)
そして軍OMGは、戦術的任務を与えられます。
(作戦と戦術の重複領域)
注意
OMGは正面軍(Front)と、軍(Army)それぞれに編成される可能性があります。
編制ではなく、編成ね。
そして正面軍OMGは貴官の書いた用に戦略的任務を与えられます。
(戦略と作戦の重複領域)
そして軍OMGは、戦術的任務を与えられます。
(作戦と戦術の重複領域)
659Lans ◆cFcS.yrpJw
2019/11/01(金) 15:30:20.71ID:0ZiMGIcU >654
お疲れ
でも読んだかいもあったはず。
あの本は用兵思想史入門(2016)のタネ本のひとつと思われます。
(というか、片岡ゼミ使用のテキストのひとつという話を聞いた事がある)
>作戦の概念について掴み切れてないような引っ掛かる部分が多い
そりゃそうだ
これらの研究の結果が西側の作戦次元の理解につながるのですから。
その初期研究の集大成。先行研究としての基本としての性格があります。
逆にいうと、西側の作戦次元の理解について、この本の内容が基礎になっていると思っても過言ではないかも・・・
お疲れ
でも読んだかいもあったはず。
あの本は用兵思想史入門(2016)のタネ本のひとつと思われます。
(というか、片岡ゼミ使用のテキストのひとつという話を聞いた事がある)
>作戦の概念について掴み切れてないような引っ掛かる部分が多い
そりゃそうだ
これらの研究の結果が西側の作戦次元の理解につながるのですから。
その初期研究の集大成。先行研究としての基本としての性格があります。
逆にいうと、西側の作戦次元の理解について、この本の内容が基礎になっていると思っても過言ではないかも・・・
660JTAC
2019/11/01(金) 20:13:28.44ID:i0k9V46W ピーター・バレットは、マイケル・ハワードのロンドン・キングス・カレッジ(初めて「戦争学部」をこさえた大学)の弟子(ドクター生)で、
クラウゼヴィッツの"On War"の英訳をマイケル・ハワードと共著。
ネオ・クラウゼヴィッツ派の基盤ですね。
まだ、存命なんですね?
(勝手に殺すな)
100歳近いはずだ。
クラウゼヴィッツの"On War"の英訳をマイケル・ハワードと共著。
ネオ・クラウゼヴィッツ派の基盤ですね。
まだ、存命なんですね?
(勝手に殺すな)
100歳近いはずだ。
661JTAC
2019/11/01(金) 20:23:16.25ID:i0k9V46W この世代のクラウゼヴィッツ派は、戦争の「パタイム・シフト」を重視し欧州兵学の台頭を鮮やかに描きます。
ところが、これを突き詰めていくと将来的には「欧州の没落」という恐るべき結論に行き着く。(欧州外の台頭、核)
欧州の戦略的先行きにあまり楽観的な見通しを描けなかった。
そのメランコリーが筆に現れています。
(バレットはドイツ系アメリカ人のようですが。)
ところが、これを突き詰めていくと将来的には「欧州の没落」という恐るべき結論に行き着く。(欧州外の台頭、核)
欧州の戦略的先行きにあまり楽観的な見通しを描けなかった。
そのメランコリーが筆に現れています。
(バレットはドイツ系アメリカ人のようですが。)
662JTAC
2019/11/01(金) 20:30:42.68ID:i0k9V46W この後、核戦略派が出てきて西側の兵学をグチャグチャに破壊しますが、
その混乱の火中からエドワード某、コリン某の新たな、そして吹っ切れた次世代クラウゼヴィッツ派が出てきます。
が、彼らもハワード、バレットをバリバリ引用していて、その基盤の上に伽藍を築いた。
その混乱の火中からエドワード某、コリン某の新たな、そして吹っ切れた次世代クラウゼヴィッツ派が出てきます。
が、彼らもハワード、バレットをバリバリ引用していて、その基盤の上に伽藍を築いた。
663JTAC
2019/11/01(金) 22:53:25.77ID:9TEe8bxD とはいえ、立場は違えどコリン・グレイもバーナード・ブロディやハーマン・カーンの人格・姿勢を絶賛しています。
特にハーマン・カーン(ハドソン研究所の創始者)は「博士の異常な愛情」のモデルと言われている。
グレイの「カーンに兵学のプロ精神を学んだ」というのは意外に候。
特にハーマン・カーン(ハドソン研究所の創始者)は「博士の異常な愛情」のモデルと言われている。
グレイの「カーンに兵学のプロ精神を学んだ」というのは意外に候。
664名無し三等兵
2019/11/01(金) 23:02:28.78ID:9TEe8bxD 西側の所謂「作戦術(operational art)」のリバイバルはルトワックからだと。
(これについては本人は謙遜的)
ルトワックはソ連戦略の論文も有名なやつがあるようです。
(未入手ですが)
未確認情報ですが、イスラエル軍従軍時代に戦車大隊長の経歴もあるとか。
これが本当なら悪筆も頷ける。基本、この兵科は短気なので。
(これについては本人は謙遜的)
ルトワックはソ連戦略の論文も有名なやつがあるようです。
(未入手ですが)
未確認情報ですが、イスラエル軍従軍時代に戦車大隊長の経歴もあるとか。
これが本当なら悪筆も頷ける。基本、この兵科は短気なので。
665JTAC
2019/11/02(土) 16:46:27.44ID:f7pUNMUC666JTAC
2019/11/02(土) 16:53:59.12ID:f7pUNMUC >>658
>軍OMGは、戦術的任務を与えられます。
これは、かなり不穏当な話で、軍(army)で"anti-neuclear-maneuver"を敢行して、
敵のtactical neuclear weapon systemを破壊する。
裏を返せば自分達が「戦術核」を使うということを言ってるのではないかと。
あくまで、あ・く・ま・で「戦術核」ですよ、と。
「先っちょだけならO.K.」理論。
>軍OMGは、戦術的任務を与えられます。
これは、かなり不穏当な話で、軍(army)で"anti-neuclear-maneuver"を敢行して、
敵のtactical neuclear weapon systemを破壊する。
裏を返せば自分達が「戦術核」を使うということを言ってるのではないかと。
あくまで、あ・く・ま・で「戦術核」ですよ、と。
「先っちょだけならO.K.」理論。
667JTAC
2019/11/02(土) 17:08:40.02ID:f7pUNMUC この時期、西ドイツの再軍備が進み、かつてのSS装甲師団と見紛う装甲擲弾兵師団や
やけにティーガーを彷彿させるような「レオパルド・ツヴァイ」なんて戦車も出現し始める。
ソ連軍が懸命に研究してた大祖国戦争史の相場感ではSS装甲師団と遭遇戦やった日にはソ連側は軍団単位で消滅する。
当時、東ドイツ駐留ソ連軍の司令官・ロトミストロフはOMG理論の中心人物の一人。
その彼がかつて指揮した第5親衛戦車「軍」は、プロホロフカでハウサーのSS装甲「軍団」と戦いどうにかparityでした。
ところが、今(1980年代)面前にSS装甲師団みたいなのが十個もいる。
「戦術核」への誘惑は感じていたでしょうね。
やけにティーガーを彷彿させるような「レオパルド・ツヴァイ」なんて戦車も出現し始める。
ソ連軍が懸命に研究してた大祖国戦争史の相場感ではSS装甲師団と遭遇戦やった日にはソ連側は軍団単位で消滅する。
当時、東ドイツ駐留ソ連軍の司令官・ロトミストロフはOMG理論の中心人物の一人。
その彼がかつて指揮した第5親衛戦車「軍」は、プロホロフカでハウサーのSS装甲「軍団」と戦いどうにかparityでした。
ところが、今(1980年代)面前にSS装甲師団みたいなのが十個もいる。
「戦術核」への誘惑は感じていたでしょうね。
668JTAC
2019/11/02(土) 17:25:19.96ID:f7pUNMUC 「戦術核」ならばソ連本国を危険にさらさず(多分)、西ドイツ軍の防御に穴をあけられる。
だが、西ドイツの戦場に近い地域、アメリカ空軍の阻止攻撃の対象となるポーランドはどうなる?
アメリカ軍のAir-Land-battleの反攻に直面するチェコはどうなる?
当然、西側の戦術核オネストジョンの斉射他を浴び、全土が火の海になります。
そういう戦略をソ連は平然ととろうとしてる。
レフ・ヴァウェンサがアップを始めました。
国家戦略レベルでのWARPAC崩壊の始りです。
この時代の核と通常兵器と国家戦略の関係は、我々日本の対朝鮮・対支那戦略を考えるうえでも大いに参考になる。
だが、西ドイツの戦場に近い地域、アメリカ空軍の阻止攻撃の対象となるポーランドはどうなる?
アメリカ軍のAir-Land-battleの反攻に直面するチェコはどうなる?
当然、西側の戦術核オネストジョンの斉射他を浴び、全土が火の海になります。
そういう戦略をソ連は平然ととろうとしてる。
レフ・ヴァウェンサがアップを始めました。
国家戦略レベルでのWARPAC崩壊の始りです。
この時代の核と通常兵器と国家戦略の関係は、我々日本の対朝鮮・対支那戦略を考えるうえでも大いに参考になる。
669JTAC
2019/11/02(土) 21:31:08.83ID:MwAg59ZQ ポーランドが一番反抗的だったようですが、これは無理もない。
ポーランド回廊がソ連本国からドイツへの兵站ラインのチョークポイントなので、戦術核レベルで始まったら一番先に狙われる。
さらに、ポーランド軍自体もWARPACの一員としてハノーヴァーのイギリス軍、デンマーク軍に突っかかっていきますが海から近い。
アメリカ海軍空母機動部隊の戦術核をたらふく浴びることになります。
ポーランド回廊がソ連本国からドイツへの兵站ラインのチョークポイントなので、戦術核レベルで始まったら一番先に狙われる。
さらに、ポーランド軍自体もWARPACの一員としてハノーヴァーのイギリス軍、デンマーク軍に突っかかっていきますが海から近い。
アメリカ海軍空母機動部隊の戦術核をたらふく浴びることになります。
670JTAC
2019/11/02(土) 21:37:25.60ID:MwAg59ZQ チェコ(ボヘミア)は歴史的にドイツ人への警戒感も強いんで当初はわりとソ連寄りだったのですが、
米国のオネストジョンに対抗するためチェコに配置された戦術核の使用権をソ連がくれない。
戦術核の使用が始まれば、ドイツ南部に駐留してるアメリカ軍に一方的に蹂躙されます。
それで、ジワジワと不信感がたまっていきます。
やがて「プラハの春」事件も起きます。
米国のオネストジョンに対抗するためチェコに配置された戦術核の使用権をソ連がくれない。
戦術核の使用が始まれば、ドイツ南部に駐留してるアメリカ軍に一方的に蹂躙されます。
それで、ジワジワと不信感がたまっていきます。
やがて「プラハの春」事件も起きます。
671JTAC
2019/11/02(土) 21:44:59.07ID:MwAg59ZQ 東ドイツは駐留ソ連他にガッツリ統制されており、優等生としてソ連に強力します。
が、今から考えれば国民心理的に凄まじい不信を抱えていたぼでしょうね。
戦術核の打ち合いが始まれば最大の被害者です。
1989年。ちょっとした事件から、あっという間にベルリンの壁が崩壊したのはご存じの通りです。
が、今から考えれば国民心理的に凄まじい不信を抱えていたぼでしょうね。
戦術核の打ち合いが始まれば最大の被害者です。
1989年。ちょっとした事件から、あっという間にベルリンの壁が崩壊したのはご存じの通りです。
672JTAC
2019/11/02(土) 21:55:59.43ID:MwAg59ZQ 西側の西ドイツも、当然、戦術核に止めドイツを犠牲にし全面核戦争を防ぐ・・・というシナリオに凄まじい不信感を持っています。
さらに、NATOと言っても実際にソ連と対峙してるのは西ドイツ軍が大半です。
このため、アデナウアー政権のときから何度も「中立」に舵を切ろうとしました。
これを何とかNATOに繋ぎ止めたのはアメリカの「通常戦力でドイツ守る」という確固たる決意と、
万々一、ソ連が戦術核を使ったら、パーシング(中距離核)でモスクワを吹き飛ばすというエスカレーションを辞さない戦略です。
それが国家戦略レベル(同盟)で機能し、崩壊するWARPACに比してNATOは勝ち残りました。
これも、我々日本の現代の戦略策定の参考になると思う。
さらに、NATOと言っても実際にソ連と対峙してるのは西ドイツ軍が大半です。
このため、アデナウアー政権のときから何度も「中立」に舵を切ろうとしました。
これを何とかNATOに繋ぎ止めたのはアメリカの「通常戦力でドイツ守る」という確固たる決意と、
万々一、ソ連が戦術核を使ったら、パーシング(中距離核)でモスクワを吹き飛ばすというエスカレーションを辞さない戦略です。
それが国家戦略レベル(同盟)で機能し、崩壊するWARPACに比してNATOは勝ち残りました。
これも、我々日本の現代の戦略策定の参考になると思う。
673JTAC
2019/11/02(土) 21:58:41.03ID:MwAg59ZQ フランス?
そんな奴いたっけ?
確か社会主義政権(ミッテラン)でしたね?
そんな奴いたっけ?
確か社会主義政権(ミッテラン)でしたね?
674JTAC
2019/11/02(土) 22:11:35.89ID:MwAg59ZQ 日本の北海道防衛も、オホーツクの戦略ミサイル原潜へのプレッシャーという観点で
確かにグローバルウォーでのNATOの勝利に貢献しています。
これは本来、胸を張って良いことだと思うし、外交資産のはずですが、当の日本からして自覚が無い。
マルチドメインオペレーションで再びグローバルウォーに関与しそうですが・・・?
確かにグローバルウォーでのNATOの勝利に貢献しています。
これは本来、胸を張って良いことだと思うし、外交資産のはずですが、当の日本からして自覚が無い。
マルチドメインオペレーションで再びグローバルウォーに関与しそうですが・・・?
675名無し三等兵
2019/11/02(土) 23:53:08.76ID:ujwHGqht 当時の極東でソ連に一番負担を強いてたのは中国だよね
もしソ連が中国へ向ける地上戦力をケチれてたらというIFの脅威は
現在の中国のシーパワー偏重によって主体がソ連から中国になることで実現しつつあると思うの
この場合、ロシアはオホーツク海側からプレッシャーを掛けてくる勢力で昔と攻勢・防勢が逆転してると考えられる
もしソ連が中国へ向ける地上戦力をケチれてたらというIFの脅威は
現在の中国のシーパワー偏重によって主体がソ連から中国になることで実現しつつあると思うの
この場合、ロシアはオホーツク海側からプレッシャーを掛けてくる勢力で昔と攻勢・防勢が逆転してると考えられる
676名無し三等兵
2019/11/03(日) 00:07:14.55ID:pAacLQBM 自分で書いてて気が付いたけど
日本の冷戦時代の北海道近辺の活動は西側勢力全体で見れば攻勢そのものだったのでは
日本の冷戦時代の北海道近辺の活動は西側勢力全体で見れば攻勢そのものだったのでは
677JTAC
2019/11/04(月) 12:57:13.50ID:pwZ/IQUa >>675
>ソ連に一番負担を強いてたのは中国
答は"Yes"でもあり"No"でもある。
"Yes"の立場では、60年代以降、イデオロギー上の亀裂もありソ連は明らかに欧州と支那の二正面作戦を意識してます。
確かに戦略次元の資源配分で凄まじい負担を強いられています。
"No"の立場としては、オフェンシブリアリズムの観点からソ連と支那の対立は「必然」であると。
陸軍国同士で国境も長く、今日でも絶望的に解決困難なウィグル問題と内モンゴル問題を国境地帯に抱えています。
リアリズムを越えた恒久的なソ連-支那のアライアンスなどそもそも無理と。
>ソ連に一番負担を強いてたのは中国
答は"Yes"でもあり"No"でもある。
"Yes"の立場では、60年代以降、イデオロギー上の亀裂もありソ連は明らかに欧州と支那の二正面作戦を意識してます。
確かに戦略次元の資源配分で凄まじい負担を強いられています。
"No"の立場としては、オフェンシブリアリズムの観点からソ連と支那の対立は「必然」であると。
陸軍国同士で国境も長く、今日でも絶望的に解決困難なウィグル問題と内モンゴル問題を国境地帯に抱えています。
リアリズムを越えた恒久的なソ連-支那のアライアンスなどそもそも無理と。
678JTAC
2019/11/04(月) 13:07:07.31ID:pwZ/IQUa 何が言いたいかと言えば、冷戦時代のソ連封じこめのために、西側、特にアメリカと日本は支那共産党を温存する方向で戦略的な舵を切ってしまった。
経済支援も与えたし、WTOへの加盟も認めた。天安門事件も不問にした。
知財のルール違反も目を瞑った。李登輝の台湾も切り捨てた。
その結果、今日のインド洋・大平洋地域にアフリカ、中南米まで脅かす化け物を作ってしまった。
経済支援も与えたし、WTOへの加盟も認めた。天安門事件も不問にした。
知財のルール違反も目を瞑った。李登輝の台湾も切り捨てた。
その結果、今日のインド洋・大平洋地域にアフリカ、中南米まで脅かす化け物を作ってしまった。
679JTAC
2019/11/04(月) 13:13:34.15ID:pwZ/IQUa さらに、今現在、支那と対立してるから今度はロシアと組む?
あまりに近視眼的。
自国周辺しか見ていない。
バランス・オブ・パワーの改善は何も支那とロシアを割ることだけではない。
より大きな戦略的包囲網を作るという考え方も十分あり得ると思います。
最終的な、「第二次冷戦後の望ましいEND STATE」はこっちだと思う。
あまりに近視眼的。
自国周辺しか見ていない。
バランス・オブ・パワーの改善は何も支那とロシアを割ることだけではない。
より大きな戦略的包囲網を作るという考え方も十分あり得ると思います。
最終的な、「第二次冷戦後の望ましいEND STATE」はこっちだと思う。
680JTAC
2019/11/04(月) 19:34:34.86ID:K9g2SVdm ソ連はOMG理論下で、従来のmassで押し潰してくる戦い方(deep operation含めて)から
現代のshaping operationを併用し西側の軍事「システム」を撹乱して、
欧州主戦場でのdeceive operationの条件作為を図るようになりました。
特殊作戦しかり、情報作戦しかり、宇宙作戦しかり、電子戦しかり。
その中でもゴルシコフ率いるソ連海軍のnaval strategyによるshaping構想は西側をかなり狼狽させました。
アメリカ-欧州間の海上LOSをSSNで拒否しアメリカ海軍をその海域で釘つけ。
ソ連近傍のバレンツ海、黒海、オホーツク海を聖域化。
その中に戦略ミサイル原潜を遊させ、アメリカ本土への戦略核攻撃能力を確保します。(第2撃能力)
この時期、ソ連の水上艦艇が面白く、全て接頭語に「対潜」が着きます。
ほぼ全水上艦がASW作戦を遂行又は支援し「聖域」を守るために存在する。
○deceive operation、shaping operation、sustaining operationの一例
https://www.globalsecurity.org/military/library/policy/army/fm/3-0/fig7-1.gif
現代のshaping operationを併用し西側の軍事「システム」を撹乱して、
欧州主戦場でのdeceive operationの条件作為を図るようになりました。
特殊作戦しかり、情報作戦しかり、宇宙作戦しかり、電子戦しかり。
その中でもゴルシコフ率いるソ連海軍のnaval strategyによるshaping構想は西側をかなり狼狽させました。
アメリカ-欧州間の海上LOSをSSNで拒否しアメリカ海軍をその海域で釘つけ。
ソ連近傍のバレンツ海、黒海、オホーツク海を聖域化。
その中に戦略ミサイル原潜を遊させ、アメリカ本土への戦略核攻撃能力を確保します。(第2撃能力)
この時期、ソ連の水上艦艇が面白く、全て接頭語に「対潜」が着きます。
ほぼ全水上艦がASW作戦を遂行又は支援し「聖域」を守るために存在する。
○deceive operation、shaping operation、sustaining operationの一例
https://www.globalsecurity.org/military/library/policy/army/fm/3-0/fig7-1.gif
681JTAC
2019/11/04(月) 19:48:41.13ID:K9g2SVdm ところが、老舗のアメリカ海軍の底力もあなどれません。
J.C.ワイリーの教え子達は
海上優勢が無い海域にもロサンゼルス級SSNで平時から土足で侵入し、
出港してくるソ連の戦略ミサイル原潜にべったりくっつくようになった。
しかも静粛で存在を感知することすら難しい。が、明らかに曳航ソナー圏内に潜みMk.46で狙っています。
この状況で開戦すれば、開戦直後にソ連の戦略原潜は壊滅する。
これの裏をかく方法が一つだけある。
沿海州、カムチャッカ、千島列島で囲まれたオホーツク海です。
ここを陸上から投射するASW機能も合わせて完全に聖域化する。
J.C.ワイリーの教え子達は
海上優勢が無い海域にもロサンゼルス級SSNで平時から土足で侵入し、
出港してくるソ連の戦略ミサイル原潜にべったりくっつくようになった。
しかも静粛で存在を感知することすら難しい。が、明らかに曳航ソナー圏内に潜みMk.46で狙っています。
この状況で開戦すれば、開戦直後にソ連の戦略原潜は壊滅する。
これの裏をかく方法が一つだけある。
沿海州、カムチャッカ、千島列島で囲まれたオホーツク海です。
ここを陸上から投射するASW機能も合わせて完全に聖域化する。
682名無し三等兵
2019/11/04(月) 20:07:23.01ID:K9g2SVdm >>676
>日本の冷戦時代の北海道近辺の活動は西側勢力全体で見れば攻勢そのも
shaping(SSBNのオホーツク展開)に対するshaping(ロサンゼルス級オホーツク潜入)の
そのまたshaping(北海道北部占領による宗谷海峡封鎖)に対するshaping(北海道死守!全軍砲声の方向に進め!(北方転地訓練)) というわけの分からん状況ですが
グローバルに見れば攻勢要素のある戦略の一部に参画してました。防勢作戦でw
これは、本来は名誉ある冷戦勝利への寄与ですが、日本の国内政治がおかしいので、自国民にすら全く認知されず。
現在の対支那戦略でも島嶼防衛といいつつもグローバルウォーにも大きく貢献すると思われる。
でも、今の親支那派のスパイだらけの政治からしてポジティブな事後評価は期待でききませんね。
現場は苦労してるんですがね。
>日本の冷戦時代の北海道近辺の活動は西側勢力全体で見れば攻勢そのも
shaping(SSBNのオホーツク展開)に対するshaping(ロサンゼルス級オホーツク潜入)の
そのまたshaping(北海道北部占領による宗谷海峡封鎖)に対するshaping(北海道死守!全軍砲声の方向に進め!(北方転地訓練)) というわけの分からん状況ですが
グローバルに見れば攻勢要素のある戦略の一部に参画してました。防勢作戦でw
これは、本来は名誉ある冷戦勝利への寄与ですが、日本の国内政治がおかしいので、自国民にすら全く認知されず。
現在の対支那戦略でも島嶼防衛といいつつもグローバルウォーにも大きく貢献すると思われる。
でも、今の親支那派のスパイだらけの政治からしてポジティブな事後評価は期待でききませんね。
現場は苦労してるんですがね。
683JTAC
2019/11/04(月) 20:32:51.95ID:K9g2SVdm OMGを運用するには平時の前方配置と戦時・準戦時の素早い推進補給(supply-push)が鍵になります。
某首相の好きな「プッシュ型」です。
本人、防衛力整備レベルでは足引っ張ることしかしませんが。
足を引っ張っていただいて、本当にありがとうございました。
この点、ロシアはOMGのころからsustaining operation、つまりは「作戦」と認識してる。
これはイワンにしては先進的。
そうです。deceive operation、shaping operationと並行的に遂行する「作戦」"sustaining operation"です。
maneuver warfareを敢行するには前線も後方もへったくれもありません。
「作戦」として、敵中突破してでもカメラーデンに弾薬、燃料を届け、負傷者を救護し、
破損装備を回収し、電波が届かなければバイクで駆け抜けてでも指揮通信を確保します。
それが、Sustaining operation。
「初まり」はクライスト装甲集団のツァイツラー参謀長の業績でしょうが、
教義として確立させたのは、残念ながらイワンですかね。
某首相の好きな「プッシュ型」です。
本人、防衛力整備レベルでは足引っ張ることしかしませんが。
足を引っ張っていただいて、本当にありがとうございました。
この点、ロシアはOMGのころからsustaining operation、つまりは「作戦」と認識してる。
これはイワンにしては先進的。
そうです。deceive operation、shaping operationと並行的に遂行する「作戦」"sustaining operation"です。
maneuver warfareを敢行するには前線も後方もへったくれもありません。
「作戦」として、敵中突破してでもカメラーデンに弾薬、燃料を届け、負傷者を救護し、
破損装備を回収し、電波が届かなければバイクで駆け抜けてでも指揮通信を確保します。
それが、Sustaining operation。
「初まり」はクライスト装甲集団のツァイツラー参謀長の業績でしょうが、
教義として確立させたのは、残念ながらイワンですかね。
684JTAC
2019/11/04(月) 20:55:54.97ID:K9g2SVdm 「グデーリアン装甲軍団は直ちに停止せよ!」
「・・・ppp・p・・ノイ・・pp・・ノイズ・・・多し・・聞き取れ・・ず・・・別・・別命・・あるまで前進を・・・ppp・・・続行・・する・・・雑・・雑音多し・・・・ppp・・」
「・・・ppp・p・・ノイ・・pp・・ノイズ・・・多し・・聞き取れ・・ず・・・別・・別命・・あるまで前進を・・・ppp・・・続行・・する・・・雑・・雑音多し・・・・ppp・・」
685JTAC
2019/11/04(月) 21:31:28.78ID:K9g2SVdm 「貴官はいったいどこにおるのだ!(*`Д´)ノ!!!」
「報告いたします。マイン・フューラー。小官はフランス-スイス国境に到達しました。」
「何だと?!そんな筈は無い!」
「間違いありません。小官はスイス国境の標識の横に立っております。」
「報告いたします。マイン・フューラー。小官はフランス-スイス国境に到達しました。」
「何だと?!そんな筈は無い!」
「間違いありません。小官はスイス国境の標識の横に立っております。」
686Lans ◆cFcS.yrpJw
2019/11/05(火) 10:00:35.40ID:ZlOMMkWN >666
>これは、かなり不穏当な話で、軍(army)で"anti-neuclear-maneuver"を敢行して、
>敵のtactical neuclear weapon systemを破壊する。
>裏を返せば自分達が「戦術核」を使うということを言ってるのではないかと。
だから、それは戦略的任務を与えられる正面軍OMGの任務であり、軍OMGの任務ではない。
(核施設の奪取、破壊、戦略重心の奪取、後方兵站や戦略集積物資(例の米軍事前集積)及び、港湾、大型空港、軍レベル指揮組織の破砕など)
(たくさん目標があるが、大抵の場合、それらは複合的に重複し存在している)
軍OMGは作戦的に計画された従来形式の突破、包囲、後方遮断、における緊要地形の先取や敵増援の阻止、妨害といった戦術的任務に携わる。
>これは、かなり不穏当な話で、軍(army)で"anti-neuclear-maneuver"を敢行して、
>敵のtactical neuclear weapon systemを破壊する。
>裏を返せば自分達が「戦術核」を使うということを言ってるのではないかと。
だから、それは戦略的任務を与えられる正面軍OMGの任務であり、軍OMGの任務ではない。
(核施設の奪取、破壊、戦略重心の奪取、後方兵站や戦略集積物資(例の米軍事前集積)及び、港湾、大型空港、軍レベル指揮組織の破砕など)
(たくさん目標があるが、大抵の場合、それらは複合的に重複し存在している)
軍OMGは作戦的に計画された従来形式の突破、包囲、後方遮断、における緊要地形の先取や敵増援の阻止、妨害といった戦術的任務に携わる。
687Lans ◆cFcS.yrpJw
2019/11/05(火) 10:02:35.88ID:ZlOMMkWN 正面軍OMGと軍OMGを混ぜるな危険
(ここを分けて理解するのは、作戦次元を理解するにも重要)
(ここを分けて理解するのは、作戦次元を理解するにも重要)
688JTAC
2019/11/05(火) 23:37:44.11ID:dY1hkwbR >>687
ソ連のOperational artの対象は基本的に「方面軍」と「軍」。
Army operational maneuver groupの運用も基本的ににはoperational artの範疇です。
tacticalな任務を与えられる場合もあるようですが、最も望ましいのは"against an unprepared deffense"を一気に突破して敵operational rearを破壊することです。
優先目標は核装備部隊、電子戦部隊等です。
連続的な縦深攻勢、増援阻止、逆襲対処等々おとなしめな任務は"against fully prepared deffense"の場合に与えられると。
それに一番大事なのは方面軍隷下の各部隊の連携です。
これは強調されてます。
army operational maneuver groupの任務の核心的な部分はfront operational maneuver groupに対するshapingだと見ていいのではないか。
ソ連のOperational artの対象は基本的に「方面軍」と「軍」。
Army operational maneuver groupの運用も基本的ににはoperational artの範疇です。
tacticalな任務を与えられる場合もあるようですが、最も望ましいのは"against an unprepared deffense"を一気に突破して敵operational rearを破壊することです。
優先目標は核装備部隊、電子戦部隊等です。
連続的な縦深攻勢、増援阻止、逆襲対処等々おとなしめな任務は"against fully prepared deffense"の場合に与えられると。
それに一番大事なのは方面軍隷下の各部隊の連携です。
これは強調されてます。
army operational maneuver groupの任務の核心的な部分はfront operational maneuver groupに対するshapingだと見ていいのではないか。
689名無し三等兵
2019/11/05(火) 23:42:13.21ID:dY1hkwbR 「原則」的にソ連のtactics(戦術)は"corps(軍団)"と"division(師団)"を対象にしてる。
690JTAC
2019/11/06(水) 01:17:13.12ID:9q4pKiHQ 80年代後半から90年代にかけてのソ連軍では、コルバチョフのペレストロイカと並行して
「クラウゼヴィッツ・ルネサンス」が起きていました。
互いに精密誘導兵器を保有する状況では「防勢」が有利であると。
クラウゼヴィッツの防勢優位説がソ連にも受け入れられました。
互いに戦争準備を完了したpreparedな状態では「攻勢」が成立する余地は少ない。
奇襲し敵がunpreparedな状態でOMGが敵システムを破砕できる状態でないと「攻勢」が成立しない。
「クラウゼヴィッツ・ルネサンス」が起きていました。
互いに精密誘導兵器を保有する状況では「防勢」が有利であると。
クラウゼヴィッツの防勢優位説がソ連にも受け入れられました。
互いに戦争準備を完了したpreparedな状態では「攻勢」が成立する余地は少ない。
奇襲し敵がunpreparedな状態でOMGが敵システムを破砕できる状態でないと「攻勢」が成立しない。
691JTAC
2019/11/06(水) 01:22:47.06ID:9q4pKiHQ この時代に互いにPGMや核兵器によるA2/ADで対峙状態に陥ると見ていたのは先見之明がある。
これを破って攻勢をかけるには宇宙・サイバー・電子戦・情報戦による優勢の窓を作る。
現代のマルチドメインオペレーション近い発想をソ連はもっていた。
これを破って攻勢をかけるには宇宙・サイバー・電子戦・情報戦による優勢の窓を作る。
現代のマルチドメインオペレーション近い発想をソ連はもっていた。
692JTAC
2019/11/06(水) 01:29:24.92ID:9q4pKiHQ ソ連版のマルドメの優勢の窓を作る過程で飛んでくるのが"OMG"です。
OMGは、戦車部隊とは限らず、海兵部隊、空挺部隊、空中機動部隊と色々な配属関係があるようですが。
日本版は。日本版は・・・・どうしてこうなったw
OMGは、戦車部隊とは限らず、海兵部隊、空挺部隊、空中機動部隊と色々な配属関係があるようですが。
日本版は。日本版は・・・・どうしてこうなったw
693JTAC
2019/11/06(水) 01:32:17.82ID:9q4pKiHQ ただ、ソ連にはもう時間がなかった。時間が。
694名無し三等兵
2019/11/06(水) 05:45:03.40ID:df8FUleV 防勢優位説と攻勢の優位は、戦略の窓によって両立すると
695Lans ◆cFcS.yrpJw
2019/11/06(水) 10:10:26.42ID:j3LDYh/C >689
>「原則」的にソ連のtactics(戦術)は"corps(軍団)"と"division(師団)"を対象にしてる。
その理解は正しい
しかしながら、そのままでは作戦術を理解できていないと言わざる得ない。
作戦術は、戦略次元と戦術次元を繋ぐもの
すなわち
戦略次元-(重複領域)-作戦次元-(重複領域)-戦術次元
なのである。
貴官の理解では
作戦次元-(重複領域)-戦術次元
に認識がされてない。
方面軍OMGでOMGとなるのは軍クラスの部隊であるが、軍OMGにおいてOMGとなるのは大抵の場合【軍団】【師団】である。
この軍団/師団に対しOMGとしての戦術的任務が付与されるのだ。
※任務の実施対象が軍団/師団なので原則との差異はない。
(p232〜234の図104〜106を見よ)
作戦次元において戦術目的をもって編成されるのが軍OMG
作戦次元において、戦略的/作戦的任務を与えられ編成されるのが正面軍OMG
※このあたりはグランツ本よりも、米FMの方が明確に記述されている。
※ただし編成規模は必ずしも一定ではなく、タスクフォースとしての編成であるので、その指揮結節下でどのような任務を与えられるかでOMGの本質は決まる
その為、上記は典型的な一例に過ぎないという事も同時に理解しておく必要がある。
>「原則」的にソ連のtactics(戦術)は"corps(軍団)"と"division(師団)"を対象にしてる。
その理解は正しい
しかしながら、そのままでは作戦術を理解できていないと言わざる得ない。
作戦術は、戦略次元と戦術次元を繋ぐもの
すなわち
戦略次元-(重複領域)-作戦次元-(重複領域)-戦術次元
なのである。
貴官の理解では
作戦次元-(重複領域)-戦術次元
に認識がされてない。
方面軍OMGでOMGとなるのは軍クラスの部隊であるが、軍OMGにおいてOMGとなるのは大抵の場合【軍団】【師団】である。
この軍団/師団に対しOMGとしての戦術的任務が付与されるのだ。
※任務の実施対象が軍団/師団なので原則との差異はない。
(p232〜234の図104〜106を見よ)
作戦次元において戦術目的をもって編成されるのが軍OMG
作戦次元において、戦略的/作戦的任務を与えられ編成されるのが正面軍OMG
※このあたりはグランツ本よりも、米FMの方が明確に記述されている。
※ただし編成規模は必ずしも一定ではなく、タスクフォースとしての編成であるので、その指揮結節下でどのような任務を与えられるかでOMGの本質は決まる
その為、上記は典型的な一例に過ぎないという事も同時に理解しておく必要がある。
696JTAC
2019/11/07(木) 19:21:00.73ID:cW0+hEXH >>694
「窓」というのは(誰が言い出したか判然としないが)、グレイに従うならば「戦争の(ある主観的な)見方」のことです。
「攻勢/防勢」という「窓」で言われているのは、「戦略レベル」ではそれほどの目的における「差異」がないと。
例えばドイツのジークフリート線は防御的な楯のはずでしたが、これによって戦略レベルではポーランドに攻め込む自由を得た。
グレイ言及してるのは「攻勢優位の確信が実際に攻勢作戦、戦争を引き起こしたという説は疑わしい」と。
後に残るのは「攻勢の方が資源消費が激しい」という現実があるのみです。
勘定書をつきつけられます。
「窓」というのは(誰が言い出したか判然としないが)、グレイに従うならば「戦争の(ある主観的な)見方」のことです。
「攻勢/防勢」という「窓」で言われているのは、「戦略レベル」ではそれほどの目的における「差異」がないと。
例えばドイツのジークフリート線は防御的な楯のはずでしたが、これによって戦略レベルではポーランドに攻め込む自由を得た。
グレイ言及してるのは「攻勢優位の確信が実際に攻勢作戦、戦争を引き起こしたという説は疑わしい」と。
後に残るのは「攻勢の方が資源消費が激しい」という現実があるのみです。
勘定書をつきつけられます。
697JTAC
2019/11/07(木) 19:35:10.80ID:cW0+hEXH >>695
>軍OMGにおいてOMGとなるのは大抵の場合【軍団】【師団】である。
この軍団/師団に対しOMGとしての戦術的任務が付与
いや、「大抵の場合」というかレゾンデールとしては大抵の場合に「作戦次元」の任務を与えますがな。
Army "operational" maneuver groupですすよ。
卑下する理由が分からん。
親衛軍が敵tactical zoneを切り裂きつつ戦車師団(OMF)を放ち作戦次元の任務を与える。
そして別正面で突破しつつある方面の戦車軍と強力しクラウツを包囲殲滅する。
よくある話かと。
>軍OMGにおいてOMGとなるのは大抵の場合【軍団】【師団】である。
この軍団/師団に対しOMGとしての戦術的任務が付与
いや、「大抵の場合」というかレゾンデールとしては大抵の場合に「作戦次元」の任務を与えますがな。
Army "operational" maneuver groupですすよ。
卑下する理由が分からん。
親衛軍が敵tactical zoneを切り裂きつつ戦車師団(OMF)を放ち作戦次元の任務を与える。
そして別正面で突破しつつある方面の戦車軍と強力しクラウツを包囲殲滅する。
よくある話かと。
698名無し三等兵
2019/11/07(木) 20:09:06.15ID:cW0+hEXH >>695
>重複領域
真逆のことを言ってるのではないでしょうか?
従来では「戦術次元」としか言いようがない小部隊が「作戦次元」やあまつさえ「戦略次元」のcenter of gravityを叩いてしまう場合もあると。
例とうして「キモオタハッカー部隊のサイバー攻撃」が重要なsaping operationでくある場合もありと。4
>重複領域
真逆のことを言ってるのではないでしょうか?
従来では「戦術次元」としか言いようがない小部隊が「作戦次元」やあまつさえ「戦略次元」のcenter of gravityを叩いてしまう場合もあると。
例とうして「キモオタハッカー部隊のサイバー攻撃」が重要なsaping operationでくある場合もありと。4
699JTAC
2019/11/07(木) 21:16:49.46ID:cW0+hEXH グランツ作戦本だとp.3558あたりに図解入りで敵の防御準備の程度に応じた軍OMGの運用について記載してます。
(防御準備未完、一部準備、防御準備完了の3パターン)
前二者では、敵の防御を突破した後、戦車軍団から連隊連隊までセパレートしつつ作戦目標に殺到する。
さらに100kmくらいの縦深において方面軍直轄の空中襲撃旅団等で支援する、とあります。
(防御準備未完、一部準備、防御準備完了の3パターン)
前二者では、敵の防御を突破した後、戦車軍団から連隊連隊までセパレートしつつ作戦目標に殺到する。
さらに100kmくらいの縦深において方面軍直轄の空中襲撃旅団等で支援する、とあります。
700Lans ◆cFcS.yrpJw
2019/11/08(金) 01:01:39.56ID:6bINoflG 摩擦、作戦術、OODAループの類似概念のとても分かりやすい資料
http://www.jp.square-enix.com/tech/openconference/library/2011/dldata/PM/PM.pdf
http://www.jp.square-enix.com/tech/openconference/library/2011/dldata/PM/PM.pdf
701Lans ◆cFcS.yrpJw
2019/11/08(金) 01:28:19.30ID:6bINoflG >699
グランツだけじゃなく、FMも嫁〜
このあたりの判りにくさが、長らく、OMGを西側が誤解してきた原因だと思う
グランツだけじゃなく、FMも嫁〜
このあたりの判りにくさが、長らく、OMGを西側が誤解してきた原因だと思う
702Lans ◆cFcS.yrpJw
2019/11/08(金) 12:19:02.10ID:DNjIncCB >697
あと、貴官はOMGのOperationalを誤解している
あれは作戦的任務という意味ではない。
あれは作戦レベルにおいて編成される事を意味している
OMGに戦略的任務を与えても Strategical Maneuver Group とは呼ばない。
同じように、OMGに戦術的任務を与えても Tactical Maneuver Group とは呼ばない。
作戦次元において編成され作戦的に戦略目標を与える(正面軍OMG=戦略的OMG)
作戦次元において編成され作戦的に戦術目標を与える(軍OMG=戦術的OMG)
お判りか?
卑下とかそういうものではない。
戦術的目標を卑下とかいうのであれば、それは作戦次元を理解していない。
なんの為に、戦略次元と戦術次元の間に作戦次元があるのか、考え直してみ。
なんで、作戦術は、戦略次元と戦術次元を繋げるものと言われるのか?
あと、貴官はOMGのOperationalを誤解している
あれは作戦的任務という意味ではない。
あれは作戦レベルにおいて編成される事を意味している
OMGに戦略的任務を与えても Strategical Maneuver Group とは呼ばない。
同じように、OMGに戦術的任務を与えても Tactical Maneuver Group とは呼ばない。
作戦次元において編成され作戦的に戦略目標を与える(正面軍OMG=戦略的OMG)
作戦次元において編成され作戦的に戦術目標を与える(軍OMG=戦術的OMG)
お判りか?
卑下とかそういうものではない。
戦術的目標を卑下とかいうのであれば、それは作戦次元を理解していない。
なんの為に、戦略次元と戦術次元の間に作戦次元があるのか、考え直してみ。
なんで、作戦術は、戦略次元と戦術次元を繋げるものと言われるのか?
703名無し三等兵
2019/11/08(金) 17:58:34.98ID:AfkuVw9D704JTAC
2019/11/09(土) 13:36:56.49ID:9E2ND+Bk まず、前提として「ソ連の作戦術」と「西側(ドイツ-アメリカ)の作戦術」に区分して整理すべきでしょう。
「ソ連の作戦術」は定義の段階で「規模(方面軍・軍)」が入っています。
が、戦前、戦中のarmy mobile groupに始り、70年代のarmy OMGも本来的に作戦次元の任務を達成するため編成(編組?編合?)されます。
そこを打撃して作戦次元で決定的なダメージを与えるための渇望の結晶なわけで。
一方で、確かにarmy operational maneuver groupは戦術任務にも使う場合もあるとあります。
(operational and tactical云々)
これは、80年代末の精密誘導兵器の長射程化し、「防御準備が完了した敵」に対しては「作戦次元での機動」がほぼ不可能になったと認識したからで、
この場合はarmy operational maneuver groupは戦術的に使用され、方面軍の条件作為に徹すると。
望ましい運用はそうではなく、準備未完の的に対してarmy operational maneuver groupも容赦なくoperational deep areaに突入してあんなことや、こんなのことをやることですよ。
「ソ連の作戦術」は定義の段階で「規模(方面軍・軍)」が入っています。
が、戦前、戦中のarmy mobile groupに始り、70年代のarmy OMGも本来的に作戦次元の任務を達成するため編成(編組?編合?)されます。
そこを打撃して作戦次元で決定的なダメージを与えるための渇望の結晶なわけで。
一方で、確かにarmy operational maneuver groupは戦術任務にも使う場合もあるとあります。
(operational and tactical云々)
これは、80年代末の精密誘導兵器の長射程化し、「防御準備が完了した敵」に対しては「作戦次元での機動」がほぼ不可能になったと認識したからで、
この場合はarmy operational maneuver groupは戦術的に使用され、方面軍の条件作為に徹すると。
望ましい運用はそうではなく、準備未完の的に対してarmy operational maneuver groupも容赦なくoperational deep areaに突入してあんなことや、こんなのことをやることですよ。
705JTAC
2019/11/09(土) 13:54:50.93ID:9E2ND+Bk 一方で「西側の作戦術」は規模よりも任務や機能で見てますね。
小さな特殊部隊でも広範囲なend stateに到達するための重要なshapingの一部であれば作戦術の対象たり得る。
そもそも規模が小さいので、戦域軍やら軍規模は前面に出てこない。
イラク戦争は、ほぼ第3師団と第1海兵師団+αだけでdeceive operationとshaping operationを形成してたしな。
それでも「作戦術」と呼ぶに値する戦争全体に決定的な影響を与える運用をしてたと思います。
小さな特殊部隊でも広範囲なend stateに到達するための重要なshapingの一部であれば作戦術の対象たり得る。
そもそも規模が小さいので、戦域軍やら軍規模は前面に出てこない。
イラク戦争は、ほぼ第3師団と第1海兵師団+αだけでdeceive operationとshaping operationを形成してたしな。
それでも「作戦術」と呼ぶに値する戦争全体に決定的な影響を与える運用をしてたと思います。
706JTAC
2019/11/09(土) 14:10:11.79ID:9E2ND+Bk level of warの重複化は、ウィリアム・リンドの「第4世代戦争」の議論から来てるのでしょう。
第3世代のmaneuver warfareの次の世代として、戦争が非正規な、あるいは非政府な主体となりcenter of gravityが個人の中にある心情や宗教に拡散する「第4世代戦争」に移行すると。
例としてガンジー、キング牧師やチェ・ゲバラが上げられています。
これに好意的なのは米海兵隊ですね。
"warfighting"にしつこくlevel of warの重複図乗せてるしMAGTFにもこの考え方反映されてる。
マーチン・クレフェルトも類似した発想から「戦争文化論」を提唱してると。
第3世代のmaneuver warfareの次の世代として、戦争が非正規な、あるいは非政府な主体となりcenter of gravityが個人の中にある心情や宗教に拡散する「第4世代戦争」に移行すると。
例としてガンジー、キング牧師やチェ・ゲバラが上げられています。
これに好意的なのは米海兵隊ですね。
"warfighting"にしつこくlevel of warの重複図乗せてるしMAGTFにもこの考え方反映されてる。
マーチン・クレフェルトも類似した発想から「戦争文化論」を提唱してると。
707JTAC
2019/11/09(土) 14:26:14.33ID:9E2ND+Bk ここからは自分の意見ですが、「第4世代戦争論」は「意味がない」と考えています。
クラウゼヴィッツの「戦争の三身(政府・国民・軍隊)一体論」は戦争の組織化の点で、
かなり本質的な論でこれを越えるところに(政治の継続である)戦争は無いと。
(ただの暴力や犯罪はあります。)
ヘルムート・フォン・モルトケ の覚書「戦争と平和」では、パリ・コミューンなど
まともな政府にコンロールされない剥き出しの暴力の悲惨さ、無意味さが切々と書かれています。
モルトケは、デンマークに近い地域の出身で、幼い頃、郷里がナポレオンに蹂躙された経験を持つ。
野放し同然の「フリーダムファイター」の乱暴狼藉の凄まじさを叩き込まれています。
実態として、これは人類史、戦争史の退化、戦祖帰りですね。
「武力管理」は国家戦略次元できちんと成すべき課題です。
正統な代表権を持つ政府が。
クラウゼヴィッツの「戦争の三身(政府・国民・軍隊)一体論」は戦争の組織化の点で、
かなり本質的な論でこれを越えるところに(政治の継続である)戦争は無いと。
(ただの暴力や犯罪はあります。)
ヘルムート・フォン・モルトケ の覚書「戦争と平和」では、パリ・コミューンなど
まともな政府にコンロールされない剥き出しの暴力の悲惨さ、無意味さが切々と書かれています。
モルトケは、デンマークに近い地域の出身で、幼い頃、郷里がナポレオンに蹂躙された経験を持つ。
野放し同然の「フリーダムファイター」の乱暴狼藉の凄まじさを叩き込まれています。
実態として、これは人類史、戦争史の退化、戦祖帰りですね。
「武力管理」は国家戦略次元できちんと成すべき課題です。
正統な代表権を持つ政府が。
708JTAC
2019/11/09(土) 14:35:30.98ID:9E2ND+Bk 支那の「超限戦」やロシアの「ハイブリッド戦」も、「第4世代戦争論の部分的な適用」と見なすことができると思います。
新しい話でもない。
ここ十年はそれなりに成果を上げたようですが、「サイレント・インベージョン」とパターン認識された途端、
どうしいうもない外交的孤立状態に陥った。
有利な国際関係(アライアンス・コアリージョン)を築くという戦略の本来的な目的に照らして「自滅」したわけです。
建設的では無かったわけですね。
新しい話でもない。
ここ十年はそれなりに成果を上げたようですが、「サイレント・インベージョン」とパターン認識された途端、
どうしいうもない外交的孤立状態に陥った。
有利な国際関係(アライアンス・コアリージョン)を築くという戦略の本来的な目的に照らして「自滅」したわけです。
建設的では無かったわけですね。
709名無し三等兵
2019/11/10(日) 07:24:32.07ID:Z3BT3mhb 相手と目標があれば大体、戦争と同様の手法が適用できるよね
逆説的にゲーム理論なんかもそうだし
クラウゼヴィッツも拡大された決闘であると形容してる
戦争は政治の延長なら
政治などのconflictの手段としてwarがあって、逆を言えばconflictが変わればwarも根本的に変わるというのは変ではないと思う
そして戦争の三位一体は当時の戦争の実現を担っていた主体が政府・国民・軍隊であるわけで
画策・規定をする存在と、その実現を支援・支持する存在、実現の為に直接的に行動し実施する存在と言い換えられる
あと極端な話、政府と国民にあたる部分が曖昧であったり自己完結でも、実行者に価値観さえあれば理論は動作するはず
政府と国民の部分は価値観に影響し、行為の質と結果の妥当性を支援・担保する部分だから
例えばフィリピンの戦後も戦争続けてた残留日本兵だったり
逆説的にゲーム理論なんかもそうだし
クラウゼヴィッツも拡大された決闘であると形容してる
戦争は政治の延長なら
政治などのconflictの手段としてwarがあって、逆を言えばconflictが変わればwarも根本的に変わるというのは変ではないと思う
そして戦争の三位一体は当時の戦争の実現を担っていた主体が政府・国民・軍隊であるわけで
画策・規定をする存在と、その実現を支援・支持する存在、実現の為に直接的に行動し実施する存在と言い換えられる
あと極端な話、政府と国民にあたる部分が曖昧であったり自己完結でも、実行者に価値観さえあれば理論は動作するはず
政府と国民の部分は価値観に影響し、行為の質と結果の妥当性を支援・担保する部分だから
例えばフィリピンの戦後も戦争続けてた残留日本兵だったり
710名無し三等兵
2019/11/10(日) 08:29:40.98ID:Z3BT3mhb これ関連で調べてたら第5世代の戦争形態みたいなのに行き着いたけど
走れメロスの物語を思い出した
走れメロスの物語を思い出した
711名無し三等兵
2019/11/10(日) 08:54:45.64ID:Z3BT3mhb ミス、>710のは4世代
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