https://jp.rbth.com/science/80997-s-400-toriumufu

10月初め、ロシアは防空システムS-400「トリウームフ」をインドに配備するという内容で50億ドル規模の
契約を結んだ。新システムによって、ロシアの同盟国はいかなる脅威をも無力化する突破不可能な丸天井を
自国周辺の空に築くことが可能となる。

このシステムは周囲600キロメートルの飛翔体を検知し、自分から400キロメートル離れた地点で撃墜できる。
機動性に優れた巡航ミサイルであれ、地球の裏側から地表に向けて成層圏を飛行する大陸間弾道ミサイルで
あれ関係ない。システムはすべてを検知し、「捕捉」し、自分に危険の及ばない位置で撃ち落とす。

ライバルに当たる米国の防空システムMIM-104「パトリオット」との決定的な違いは、全方位の目標を見つけ
出し撃ち落とす能力だ。米国のシステムは、予め指定された180度の範囲しか「見る」ことができない。

しかも、発射班がパトリオットの発射装置を「展開」し、戦闘態勢を整えるのには丸30分かかる。これだけの
時間があれば、ミサイルが目標に到達してしまい、勝負に敗れてしまう。

加えて、米国のシステムが目標を破壊できる距離は、ロシア側の400キロメートルに対し180キロメートルと
半分に過ぎない。これはミサイル防衛だけでなく、戦闘機や爆撃機との戦いにおいても重要な意味を持つ。
S-400に狙われたが最後、戦闘機や爆撃機にはミサイルを発射したり爆弾を投下したりする暇は一切ない。

本質的にこれらの事実が、NATO加盟国までもが、経済制裁を受ける恐れがあるにもかかわらずロシアの
兵器を買う要因となっている。

これらの主張は信用に足るものとして捉えていいのでしょうか?