>>844
まずデータリンクによる目標情報の交換・共有と、NIFC-CAやBMDにおけるエンゲージ・オン・リモートのような
発射プラットフォーム以外のプラットフォームによるSAMの中間誘導は必ずしもイコールでないってのは分かってる?

例えば日本のBMDを例に挙げると、海自のイージス艦や空自のPAC-3はガメラレーダーが探知した弾道ミサイルの
航跡情報をJADGEシステムというデータリンクを介して受け取ることができる
でも今の海自のイージス艦では、発射した迎撃ミサイルのSM-3が水平線の彼方に消えたからといって自分の代わりに
ガメラレーダーにSM-3を誘導してもらうわけにはいかず、あくまで発射したイージス艦自身が誘導しなきゃならない
(ガメラレーダーには発射したSM-3の中間誘導を行えるような機能がついてないんだから当たり前)
アメリカのBMDやNIFC-CAだと他のイージス艦やE-2Dがその手の中間誘導の代行を行うようになってるけど、
そのためにはそれらの兵器が中間誘導を行えるように作りこまれている必要があって、既存のプラットフォームを
データリンクで結んだからといってそれで直ちに中間誘導が行えるようになるわけじゃない

それでS-400に目を向けてみると、果たしてアメリカでいうところの他のイージス艦やE-2Dの役割を果たす中間誘導
プラットフォームって一体何?という疑問が出てくるわけ
ロシアはアメリカと違ってあまりこの手の情報を出さないから、どこまでが本当でどこまでがブラフなのか判断しづらい
上の記事だって最初の方は「ICBMに対応できる」って書いてあるのに>>843だと「秒速4.8キロまでなら弾道ミサイル対処も可」
って矛盾した記述になってるしな(ICBMの落下時の速度は秒速7キロ前後)

本当にそういうプラットフォームがあるかもしれんが、それならもっとミリヲタの目に留まってもいいんじゃないかって思うわけよ