>>874
> 少なくとも初期はそんなのにバタバタ落とされて大慌てだったのですが

緒戦の日本海軍の航空戦での快進撃は彼我の搭乗員の練度の差が最大の要因だよ
日本の戦闘機搭乗員つまり零戦の搭乗員のほうが圧倒的にアメリカの搭乗員よりも訓練の質・量が高かった

だが防御ゼロという撃たれ弱い零戦で互いに多数の戦闘機を使う乱戦で戦い続ければそういう優秀な搭乗員も被弾を避けられない
そして被弾すれば防御ゼロだと火災や墜落あるいは搭乗員自身の被弾へと繋がり
被弾から生還できる確率は常識的な防弾を施した戦闘機に比べて格段に下がってしまう

まして戦争が始まりアメリカ側も搭乗員に徹底した訓練を施して向うの戦闘機搭乗員の練度が日本のそれに近づいてくれば
練度が近づいた戦闘機が多数参加する乱戦で完璧に被弾を避けることは腕の立つベテラン搭乗員と言えども極めて難しくなる

その結果、零戦の優位を支えてきた練度の高い搭乗員がどんどん戦死して、彼我の搭乗員の練度は逆転することになったのが
大戦後半の零戦の惨めなまでの敗北続きという結果だ

最初の君の指摘に関して繰り返すと、零戦が優秀だったから緒戦で活躍したんじゃない、
我々の搭乗員が相手方のより圧倒的に優秀だったから、彼らに操縦された零戦が活躍したに過ぎない

零戦信者はいい加減に目を覚まして零戦神話から抜け出すことだ

同じ栄発動機を搭載した戦闘機としては零戦よりも一式戦隼(特に急遽実用化させられた暫定版の一型でなく設計者が当初の構想を実現した
二型や三型)のほうがずっとマトモで優秀だよ

艦上戦闘機ならではのハンディキャップを零戦も背負っていたのは認めるが、それにしても防御ゼロは主力兵器として長期使用するものとしては論外
一発勝負の奇策で使う単発の兵器でなら防御ゼロでも何でもアリだが、主力兵器は長期間使うのだ
長期間使えば相手に長所も弱点も徹底的に調べ上げられてしまう
そして戦いでは相手の弱点を突くのが基本だから、重大な弱点のある兵器は主力兵器たり得ない

防御ゼロというトンデモ仕様である零戦は緒戦という一発勝負だけで使える奇策兵器でしかなく、真珠湾を乗り切った後は
日本海軍空母機動部隊の戦闘機は攻防のバランスのとれたマトモな戦闘機に置き換えるべきだったのだ