１．８兆円、韓国ＳＫ新工場不安　「素材なくなれば生産止まる」　（東京新聞　7/4）

「素材が入らなくなれば工場の生産ラインは止まる」。　韓国中部の忠清北道・清州市に昨年十月、約20兆ウォン（約1兆8千億円）を投じて
完成した半導体大手「ＳＫハイニックス」の工場。　物流部門で働く男性（３３）は「下請けにも影響が広まる」と不安の色を隠さなかった。
日本の輸出規制強化に予防措置を取らなかった文在寅政権を批判する声も出ている。　

三日、サッカーの競技場八つ分に相当する6万平方mの巨大な施設に、社員や技術者を乗せた大型バスや化学薬品を積んだ
トラックが列をなして次々と入っていった。

世界市場を相手に半導体の主力製品を出荷するＳＫの一大生産拠点で、2023年までに218000人の雇用創出と25兆8千億ウォンの経済効果が
期待できるとの試算もある。　昨年の竣工式には文大統領も駆け付けた。
ＳＫが強いＤＲＡＭは世界シェアの三割程度を占めるとされるが、最近の業績は鈍っている。

19年一〜3月期の売上高は6兆7730億ウォン。　前年同期比で二割以上落ち込んだ。
スマートフォンなどに使われる記録用メモリー半導体の需要が弱まり、出荷量が予想より早く減少したためだ。

ＳＫは四月、将来的な第五世代（５Ｇ）移動通信システムの普及を見越し、一九年の下半期から「需要が大幅に回復する」との見方を示していた。
だが、日本の輸出規制強化が発表されたことで、楽観的な展望に影が差してきた。
(中略)
ただ、ＳＫの関連企業で働く五十代の男性は「性能や価格で劣り、流通の仕組みが安定するまでは時間がかかる」と指摘。
「日本が経済報復に出てくるのは予測できたはずなのに、政府はこれを防ぐ手だてをとらなかった」と強調し、批判の矛先を文政権に向けた。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201907/CK2019070402000135.html

この巨大新工場に供給される日本からの重要素材を止められれば、SKは一挙に左前になるんじゃね??