>>763
> F-111って主翼外して黄色く塗ってウエポンベイに座席付けてタクシーにしたほうがいいってボイドが酷評してたな


F-111は戦闘機同士の格闘戦では全く使えないでしょうね、何しろFナンバーではあっても戦闘爆撃機という機能に徹底的に特化した機体ですから
最初から格闘戦での優位性なんてテーマは全くの考慮外で生まれた機体ですし

だから自身が戦闘機パイロットでE-M理論を発案しF-15にすら満足せず有視界格闘戦での優位一本に絞った戦闘機を目指すLFX計画の
旗振り役である戦闘機マフィアのリーダーであったボイドからすれば「F-111なんぞFナンバーの風上どころか風下にも置けない」と思うのは当然

ですが、F-111の戦闘爆撃機としての侵攻能力(侵攻速度、兵装搭載量、航続性能)は複座機としては他を圧倒してますよ、F-15E系も含めてね
あれを上回れる機体はもはやB-1やそれ以上の本職の戦略爆撃機だけです(それだって侵攻速度性能などではF-111の後塵を拝する部分が残っている)

そもそも日本の国防上の緊急課題である東シナ海でのチャイナ海軍の制圧・封じ込めにおいて、F-16Aみたいな軽戦闘機では
それがどれほど有視界格闘戦能力に優れていたとしても何の役にも立ちませんよ、何しろF-16Aの足では護るべき空域にすら届かないし
F-16後期型ならともかく初期のF-16A搭載している空対空用の軽武装ではチャイナ艦隊を全く排除できないどころか
オンボロ艦載戦闘機J-10(フランカーモドキ)が発射するBVR用のSARHのAAMに一方的に虐殺されるだけです


国土防空の任に就いていた迎撃・制空戦闘機F-4EJとの交代をF-35という小型戦闘爆撃機で行わざるを得なかったので
近い将来において空自では迎撃・制空に長けた戦闘機の機数が不足するのは火を見るよりも明らかですから
F-3はまず何よりも21世紀中盤の日本の防空を安心して任せられる迎撃・制空のスペシャリストとして開発されねばならない

ですが、それが一段落(つまりF-2交代分の100機前後とその次に来る制空戦闘機F-15J MSIP約100機の交代分の計200機程度の配備)したら
その次は、F119エンジン(その頃には更に推力も向上しているでしょうし)双発で足が長く兵装搭載量の多い
本格的な戦闘爆撃機モデルをF-3のバリアントとして開発して欲しいですね、可変翼にするか否かは別にして