>>106
ちなみにアーレイ・バーグ級の主機関構成の元ネタとなったスプルーアンス級は
当初6万馬力の所要馬力に対し2万馬力級主GT三基
巡航GT1基に加速用2基
クロスギア減速機と接手、または電動で2軸推進する構成だった

で、減速機開発のリスクと運用上、エンジン一機追加しCOGAG化し推進機構を単純化
その代わり、新型で当初出力制限されリスクが高かったLM2500を主機に選定した分
予定よりも過剰出力となってたりする

ちなこの時期の要求上は拡大派生型込みで平水面30ノット/7万馬力
(これはガスタービン機関の製造配備のリスク低減の為、当初フォレスト・シャーマン級/
C・F・アダムス級の汽罐と蒸気タービンの派生・発展型転用可能とする方針だった為)

今では結果的に、LM2500シリーズ四基構成で1〜4万馬力ほど過剰になっている


むしろ、まや型のCOGLAGで6万9千馬力ってのは、ここいらの過剰性能を是正し
出力向上と信頼性の確保を両立できるようになった主機GT数を削減しつつ巡行性能にフォーカス、
バーク級設計時から強く要望されていた航続距離延伸を図ったものとして評価すべきだったり

バーク級派生型向けの推進機構変更研究は複数あったけれど、
COGES化等リスクあるものを避けた上で前々から開発進めてたCOGLAG選択するあたり、
海自は静粛化とリスクと将来性の面で無難なものを選んだ印象はある罠