韓国政府、対日戦略物資輸出規制で日本に対抗…観光・食品安全カードを取り出すか (ハンギョレ通信 8/5)

・日本だけ「ハ」地域に分類 輸出審査を厳しく規制  
・観光や食品、廃棄物の分野では 非関税障壁の活用も検討 検疫と安全検査も強化される見込み  
・韓国企業への被害最小化しながら “ブーメラン”を避ける繊細な対応がカギ
(前略)
具体的な方策は明らかにされていないが、業界では日本産食品や廃棄物の輸入に対する規制を強化する可能性が取り沙汰されている。
これに先立ち、福島県産水産物の輸入制限措置を他の日本産農水産物へと拡大したり、検疫や安全検査などの通関手続きを強化しうる
ということだ。 国内のセメントメーカーが輸入する日本の火力発電所の廃棄物に対する規制強化も検討されているという。

問題は、輸出入統制を通じて日本に実質的な打撃を与えられるかどうかにある。
業界では、国内の競争力が日本を上回っている半導体や5G、ディスプレイなどが、いわゆる“報復品目”に挙げられているが、主力輸出品に
対する統制は、国内の対日本輸出企業の費用と損失をさらに大きくしかねない。
韓国企業の輸出入への支障による被害が、日本企業に比べて大きな“非対称性”が大きい状況であるためだ。

また、法制度上の根拠と状況論理が明確でなければ、日本と国際社会からのブーメランに遭う恐れもある。
「国民の安全」のために輸出規制を強化することが、「安保上の理由」を掲げた日本の主張とは異なり、明白な根拠と説得力を提示できるか
という問題だ。
ある業界関係者は「日本が特別な安保上問題がないにもかかわらず輸出規制を強化したのは自由貿易秩序違反だという韓国政府の根拠を、
自ら損なう結果をもたらす可能性もある。
企業の被害を最小限にとどめながらも、日本には少なからぬ影響を及ぼす繊細な制度を設計できるかどうかがカギとなるだろう」と話した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190805-00034022-hankyoreh-kr

ハンギョレの分際で対日報復手段の問題点とその限界を冷静に指摘していてるぜ。
まぁそれだけ「最小の被害で最大の被害を日本に与えられる即効性の高いカード」なんて虫のいい代物が全く存在しない事をバラしてますが。