ソ連が1945年8月に北海道を爆撃できる条件

1)大陸、もしくは樺太から北海道まで爆弾を積載して往復できる長距離爆撃機の存在
 →あるにはあったが少数
  長距離爆撃機の本格配備は1947年以降となる。

2)その爆撃機を護衛する長距離戦闘機、もしくは中〜短距離戦闘機が発信して爆撃隊を護衛できる前進基地の存在
 →8月段階では存在しない。
  北方諸島を占領すれば、そこに前進基地を設営できるが、それは8月中の設営は物理的に無理。

3)ならば片道覚悟で少数の爆撃機のみで北海道を爆撃する
 →少数の日本迎撃機に襲われ爆撃前に壊滅の可能性さえある。
 →もし迎撃をかいくぐり爆撃できたとしても、量的に少数なので、ほとんど効果はえられない。
 →逆に、長距離爆撃能力が無いことを世界中に知られる事になり、戦後の西側にソ連軍の弱みをさらけだす事になる。

 つまり政治的にも、軍事的にもメリットよりもデメリットの方が大きい。

つまり、
・やりたくてもやれない
・もし強行し実施しても、デメリットの方が大きい

なので、ソ連もバカではないので
(むしろソ連が頭いいぞ。軍事理論で欧米から50年は進んでいた)

・北海道爆撃は実施されない。
(やる意味がない)